強力な抗酸化物質『スルフォラファン』を含むアブラナ科の野菜

スルフォラファンはブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、白菜、ケールなどのアブラナ科の野菜に含まれる辛み成分で、1990年代のはじめに米国ジョンズ・ホプキンス大学のタラレー博士らによって、がん予防に効果があることが発見されました。

強い抗酸化作用を持ち、老化防止や美肌に対する効果を発揮するだけではなく、体内の解毒酵素を活性化させることによって、肝機能や免疫力の向上にもつながります。

そのほか、解毒作用、抗酸化作用などがあり、有用な物質であることも明らかにされています。

最近ではピロリ菌の除菌効果、また、がん予防とは違った視点から、細胞周期を停止させることやアポトーシスの誘発によりがん細胞の増殖抑制に寄与するという報告もなされています。

スルフォラファンは熱に強い性質を持つため、加熱調理をした食材からも摂取することができます。
ただし、スルフォラファンは水溶性の成分であるため、茹でた食材から効率的に摂取する場合は、茹で汁と一緒に食べるようにしてください。
そういう観点からも丸ごと使ったスープは理に叶っています。

アブラナ科野菜一覧

アブラナ科の野菜一覧アブラナ科の野菜一覧。白菜（はくさい）、キャベツ、水菜（京菜）、小松菜、カブ（かぶ）、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲン菜、ターサイ（タアサイ）、なばな（菜の花）、クレソン、大根。