日本で販売されているオリーブオイルは2種類
エクストラヴァージン・オリーブオイルと
ピュア・オリーブオイル*
エクストラヴァージン・オリーブオイルは
一番搾りのオリーブオイルだと知ってる人は多いものの
*ピュア・オリーブオイルは何?
考えてみたらわからない。
ピュア?
*ピュアオリーブオイルは名称変更になり現在では”オリーブオイル”と呼ばれています。
よくご質問をいただく
*ピュアオリーブオイル(※オリーブオイル)って何なのか?
ご説明していきますね。
=======================
オリーブオイルは世界基準で大きく3つに分類されます。
1)ヴァージンオリーブオイル
オリーブの実だけを原料とし搾り、化学的な方法や高熱処理を行わず、他の性質油を一切含んでいないもの。
A.エクストラヴァージンオリーブオイル
風味香りともに完璧で 、酸度が0.8以下のもの。
B ヴァージンオリーブオイル
風味香りともに完璧で、酸度が2%以下のもの。
C.オーディナリー ヴァージンオリーブオイル
風味香りともに良好、酸度3. 3%以下のもの。
D.ランパンテ ヴァージンオリーブオイル
風味に問題があり、酸度3.3%を超えるもので
精製オリーブオイルの原料や工業用として使われる。
●ヴァージンオリーブオイルと言ってもピンからキリまである
というのがおわかりいただけたでしょうか。
ベリタリアではA.エクストラヴァージンオリーブオイルのみを輸入しています。
2)精製オリーブオイル
工業用に使うD.ランパンテなどのヴァージンオリーブオイルを精製
(脱酸・脱臭・脱色などの処理をすること)したもので、酸度が0.3%以下のもの。
3)オリーブオイル
A ピュアオリーブオイル*
2)精製オリーブオイルに 1)のヴァージンオリーブオイル(但しランパンテは除く)をブレンドし、酸度を1%以下にしたもの。
B オリーブ・ポマスオイル
ヴァージンオイルを搾った後の残りカスに残留している油分を、有機溶剤を使って抽出したオイル。
成分も異なり、IOOC規定では「オリーブオイル」と表示してはいけないもの。
工業用であり、食用油ではない。 ただしこれを精製し、酸度を0.3%以下にした場合、その国の基準をクリアしていれば、食用として(もちろん「オリーブオイル」とは名乗れない)販売可能
出典:国際オリーブオイル協会IOOC
=======================
オリーブオイルには種類がたくさんあり、それぞれどう違うかおわかりいただけたでしょうか?
ピュアオリーブオイル*というのは、食用にできない1.D ランパンテ ヴァージンオリーブオイルを無味無臭に精製して、それにAエクストラヴァージンオリーブオイルまたはBヴァージンオリーブオイルで香り付けしたものです。
確かに酸度は低いですが、味、香りともにエクストラヴァージンとは別物です。
それだけではなく、化学的に精製しているので、、実際に油の成分も変わっています。
主要脂肪酸のオレイン酸は変化ありませんが、ビタミンEなど抗酸化成分は精製によって失われていることでしょう。
味や香りがさっぱりしているのは、精製しているオリーブオイルを主原料にしているためです。
加熱にはピュアオリーブオイルがいいの?というご質問をよく受けますが、上記のような理由でエクストラヴァージンオリーブオイルをでおすすめしています。 また、エクストラヴァージンオリーブオイルであっても、加熱すると香りや苦味辛味はマイルドになりますので、比較的に気にならずお使いいただけます。
関連記事⏩ 「フライにエクストラヴァージンオリーブオイルは使えるの?」
= = = = = = = = = = = = = = = =
= = = = = = = = = = = = = = = =
<< ベリタリアからお知らせ>>
バランカ新油、ポリフェーモ新油販売開始しました!
バランカ新油 https://veritalia.co.jp/products/detail.php?product_id=229
ポリフェーモ新油 https://veritalia.co.jp/products/detail.php?product_id=263