自宅でのテレワークが増え、仕事の合間に断捨離をしたり料理をつくったりしています。
今まで溜め込んだ、新聞切り抜きなどのスクラップを整理していたときのことです。
「仕事の基本、掃除にあり」という日経MJの記事をみつけました。
卸先のデパートやレストランが休業し、仕事が本当に暇になって考える余裕ができて、毎日あれこれ考えています。その中でもやはり一番に思うことは、仕事の基本は「掃除と整理整頓」
興味深い記事だったので、ブログでシェアしてスクラップ記事は捨てることにします。
日経MJ
〜竹内謙礼の顧客をキャッチ〜
仕事の基本は、掃除にあり
宮城県内でパンとカフェを経営するパンセ(仙台市)。
ある日、地元中学校から職場体験の一環で中学生を一人預かりました。
店長は早速、店舗周辺の草むしりを依頼。その中学生はせっせと草むしりをはじめた。
しかし、その光景を目にしたお客様から次のような匿名のメールをいただきました。
『ある店舗の前でジャージ姿の中学生が草取りをしている姿を目にしました。聞いてみると「職場体験」とのこと。パンセの仕事は草取りがメインなのですか。未来ある中学生の芽をつぶすようなことをしているのではないのですか。かなり失望しました』『二度とパンセではパンを買わない』とまで書かれていました」と菊池社長。
私は各店にこのメールを転送する際、こんな言葉を添えて送信しました。
『こういったメールをお客様からいただきましたが、臆することなく、職場体験の中学生には草取りをさせてください。トイレ掃除をさせてください。駐車場の掃除をさせてください。当社の方針はそういうことなのです。これは、中学生にとってもおそらく非常に有意義な職場体験になると確信しています』。
当社では、職場体験に来る中学生たちには、パンの生地を触らせるよりも、時間に遅れないで来ること、元気な挨拶をすること、掃除をすることの方が大切なのではないかと考えています。
職場体験を依頼された際、中学校にはこのパンセの方針を必ず伝えます。それで断られるのであれば仕方がありません。納得していただけないのであれば職場体験を受け入れることはできませんし、中学生が実習に来たら、「この方針をしっかりと伝えなさい」と各店長には言っています。実習後、この中学校の生徒さんからお手紙をいただきました。
『今回の職場体験でわかったことがあります。それは、お店では表で働く人たちの後ろには陰でコツコツがんばっている人がいるということ、それでお店が成り立っているということです。本当は少し、草取りの仕事や掃除に疑問を持っていました。ですが最後の店長さんの言葉で納得しました。このような裏方の仕事は誰もが通る道なのだと思いました。確かに裏方を行う人がいないとお店の印象が悪くなってしまうと思います。このような細かい配慮を経たパンは、とてもおいしかったです。これからもおいしいパンをつくり続けてがんばってください。本当にありがとうございました』
わかっていただけたのだな、と思いました。嬉しかったです。
地域貢献の一環で、地元の学校から職場体験の依頼を受けるお店は多い。しかし、ファンづくりを意識しすぎるあまり、本当に子供に教えなくてはならないことを伝え忘れてはいないか。 今回の事例のように、草取りや掃除の大切さを伝えることは、パンを作る楽しさを教えることよりも、何倍も大切なことだ。地域を愛している会社だからこそ、本気で子供達と向き合えるのである。
https://hokkaido.doyu.jp/hdoyu67-90/
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