日本の皆様
おはようございます。
ゴールデンウィーク間近で
心浮き立つ方々が多いのではないでしょうか？
こちら、フィレンツェは夏日から一転、再び冬に舞い戻ったかと思うような気温の毎日。
イタリアには珍しい雨模様が続き、少々気が滅入る日々とも言えるかもしれません。
そんな中でも、テニスレッスンでコーチ、アルフォンソの指導を嬉々として受け、
制作に没頭する私は悪天候なんのその！
そんな気持ちで過ごしていた。
ところが、
いっきに、パフォーマンスが低下する事象が生じる。
自分の作品への不具合が生じる。
起きたことに対して、がっかりし、残念に思ったとしても、
自分のなすべきことを淡々と続けていければ良かった。
ところが、そこで、その思いに囚われて、思考ばかりぐるぐるとなってしまい、
その日なすべきことが、ほとんどできなかった。
弱いなぁ。
自分に対してがっかりした時間だった。
その日の後半は多少なりとも立て直すことができたが、
この、日本帰国前の追い込みの時期、失われた時間の損失は大きかった。
しかし、人生の歯車は、誰が調節するのか？
何ともうまく調整される。
翌日に約束していたイタリア人たちとのダブルスがキャンセルとなり、制作時間を取り戻すことができた。
このお蔭で、ひとまず、気持ちが萎えたことで失った時間を取り戻し、予定通りに彫金作業をリカバリーできた。
あとは、予定外の作業時間をいかに捻出して、制作していくか？ということ。
これもまた、集中して早朝時間を駆使していけば、捻出可能だと思う。
まずは、予定表に組み込まれたことを進めていこう。
そんな時に、この本に出会う。
私はオーディオブックで聞いたのだが、
まさに予期せぬ出来事が生じた時に、パフォーマンスを落とさぬようにするための対処法がこの中にあった。
一日前に聞いていたら、私は午後の3時間余りを無駄に過ごすことはなかったのだが、
無駄に過ごしたからこそ、
この本の対処法を決して忘れないだろう。
トラブルが生じた時の対処法を、あらかじめ準備しておくこと。
大袈裟なことではなくて、起こりうるトラブルを想定して、その場合、こうする！
ということをポストイットなどに書いておいて、目に見えるところに貼っておくということ。
例えば、クレームが来た時には、
「深呼吸してから、対処法を考える。」
など。
不安や恐怖は、特に新しいことを始めようとすると訪れる。
自分が杞憂していることが起きた時、どう動くか？
それをあらかじめ、大まかでも決めているのといないのでは大きく異なる。
即実行である。
これによってたくさんのメモが出来上がった。
書き出すことが大切であって、それを目の前に見える形で貼っておいたりすると尚良いようだ。
人は、想像以上の不安を内在して生きている。
それを文章として顕在化するだけでも意義がある。
頭の中に残しておかず、外に出すことだけでも！
そしてそこに自分なりの対処法を示すことで、
実際に起こった時に、パニックは回避できる。
それだけでも大きな収穫ではないだろうか？
きっとそれだけで、数パーセント、心の平安の度合いはアップするに違いない。
外国で生きていくことを決めた私たちは、それなりの恐怖を心中に潜めて生きている。
それをしっかりと自分で見つめることで、覚悟に変えることができるとすれば、
何よりもの収穫だろう。
上の本については、それ以外のことでも目から鱗の内容が書かれていたので、また別の形で触れていきたい。
ピンチな時に自分を立て直せるこういう本と出会えることに感謝したい。
ギルランダ短冊ペンダントB 925シルバー ジルコニア 西洋彫り
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪
VersiColori
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