暮らしの中に美を求める心 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

家にこもっている暮らしが、すでに1ヶ月以上続く。

 

彫金作業も、やるべきことが、どんどんと形になっていった後は、

 

食料と同じように、手元にある材料を工夫して、以前からやってみたかったことなどに取り組み出す。

 

イヤーカフというピアスでもイヤリングでもない物を、作ってみて、インスタに載せたら、意外な反響があった。






 

イタリア国内では、すでにいくつかオーダーをいただき、心躍りながら、制作している。

 

こんな時なのに、みなさん身に付ける物を買ってくださる。

 

なんてありがたいことだろう。

 

そして、ふと思う。

 

制限のある暮らしだからこそ、好きなものを身につけて、気持ちを上げて過ごす。

ほんの少しのうきうきを、みんな求めているのかもしれない。

 

 

 

 

日本の方で、

「とても気に入ったのだけど、金属アレルギーがあるので、アレルギーが出ない金属のものはありますか?」

 

というお問い合わせを受ける。

 

現時点では、シルバーと18Kゴールドでの制作のみで、チタンなどでは作っていない。

 

そこで、何か方法がないかと思い調べてみる。

 

するとこのような、金属の表面をコーティングして、肌に直接触れずに済む物があることを発見する。

 

金属アレルギーがある方で、お手持ちのピアスなどがつけられなくなった方など、まずはこれらを試されたらどうだろうか?

 

心惹かれて購入したのに、アレルギーが出たことで身につけられなくなったお気に入りも、

これで復活すれば、毎日が楽しくなるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

昨日からイタリアでは外出制限が、ほんの少しだけ緩和され、

食料品、薬局以外のお店にも開店許可がおり始めた。

 

本屋、文房具屋などと聞いていたが、子供服屋やお総菜屋さんも開き始めた。

 



私は、メルカート(市場)の花屋の列に並ぶ。

 





ここでも列があるのは面白いが、こちらほんの数週間前に開き始めた。


家に閉じこもった暮らしに、彩りをもたらす花をみんなが欲している。

 

美しいものを暮らしの中で、愛でることはやはり心を潤すことにつながる。

 

私もささやかながらではあるが、

混沌の中の世界に、美をもたらす仕事にたずさわることで、


みなさんの毎日が少しでも輝き出すことを、願いながら制作している。

 

今日という日が、最高な一日になるように。



クリーヴィ 広幅打ち出し風リング 925シルバー ジルコン


今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
 
 
 
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