先日、我が家に届いた荷物
開けてみると・・・フレッシュな野菜が
以前お仕事でご一緒させていただいた農家さんからでした。
この写真ではわかりにくいので・・・手前の葉物野菜は小松菜なんですが。
2種類あります。
短いのが、通常お店で販売されているもの。
長いのは、50センチほども一見、小松菜とはわからなかった
これだけ規格外のものだと、市場では流通していません。
添えられていたお手紙には、「食べ比べてみてください。」と・・・
すぐに、お浸しにして食べ比べてみました。
味が全く違うのにびっくり
この「ジャンボ小松菜」 とにかく甘くておいしいんです
口の中でとろけます
今年に入って一番の驚きでした
お礼のお電話をさせていただいたところ、
この小松菜についてお話してくださいました。
市場に流通している野菜には、それぞれ大きさや重さなどの規格があります。
それから外れたものは、値がつかないものも・・・
収穫のタイミングがあって、天候などの理由でずれてしまうと、
規格外のサイズのものになってしまう事もあります。
こうなると、自宅消費しきれず廃棄されてしまうものが多いんです。
こちらの農家さんは、ある年、大きくなりすぎてしまった小松菜を食べたところ・・・
あまりの美味しさにびっくり
それからは、販売用に収穫するものとは別に、
収穫の時期をずらして、この「ジャンボ小松菜」を育てているんだそうです。
なぜ、こんなに甘くなるのかというと・・・
寒さにあてると、
自分のカラダを守るため(凍らないように)
水分を少なくして糖分を溜め込むから
最近お店でよく見かける「寒締めホウレン草」などは、この作用を利用して作られています。
この「ジャンボ小松菜」も、じっくりと寒さにあてることによって、
甘~くなって、とろける食感になるわけです
こんな美味しいものが流通しないのは、ものすごく残念・・・
小松菜嫌いの方もきっと好きになるんじゃないかなあ
お手紙には、
「自分で作った美味しい野菜が食べられる農業もすてたもんじゃない。」
「今年もまた頑張ろう。」
と書かれていました。
「農業」は、本当に素敵な職業です
天候に左右されたり、TPP問題があったり・・・
とても大変なお仕事ではあるけれど、
野菜のたくさんの魅力に直接触れていると、
わたしたちにはわからない喜びがあるんだろうなあ
以前、他の農家さんがお話されていた事だけれど、
「消費者の方が美味しいと喜んでくれるから、大変でも又来年頑張ろうって思う。」 って・・・
普段、何気に購入して食べている野菜だけれど・・・
わたしたちが手にするまでに、
たくさんの手をかけて、愛情をかけて
「イチニンマエ」に育てられています。
食べる時には、感謝していただかなくてはいけないなあと・・・
改めて感じました
この後 「ジャンボ小松菜」は、
クリーム煮やあんかけ、炒め物など、色々な食べ方でいただきました。
家族の 「美味しい甘~い
」 という反応に、
とっても嬉しかったワタシです
栄養成分
ビタミンA・ビタミンC・カルシウム・鉄など
主な効用
骨粗しょう症・貧血の予防改善・がん予防・皮膚や粘膜の保護など