固形物を抜くという行為は
1〜2日くらいなら
私にとっては余裕で、
ちょっと調子こいてたのは
否めない。
48時間断食中に、
しっかりと血糖値を
維持する努力を怠った私は、
42時間経過したあたりから、
手に力が入らなくなっていた。
人参リンゴジュースを飲もうと
野菜を切っていた時、
思ったように力が入らず、
その日の自分の摂取した水分を
思い返してみると、
明らかに
足りていなかった。
「こんな事までして
やる事じゃない……」
そう思ったので、
断食は終了して
作ってあった味噌汁を
飲むことにした。
後から調べて
わかった事だが、
味噌汁よりも、
手っ取り早く飴でも舐めた方が
力の入り方の戻りは
早かっただろうと思う。
つまり、
断食というのは、
しっかりと勉強した上で、
己の身体をよく理解し、
安全に遂行すべき事である。
私は3年前に、
血糖値測定器を
身体に装着して、
何をどれくらい、
いつ食べると、
血糖値がどのように上がり、
その後どのように下がるかを
徹底的に調べて書き出し、
自分の体には
どんな食べ物が合っていて、
また、どんな食べ物が
合っていなくて、
そしてそれらは、
どのような形で不調として現れるか、
調べ尽くした事がある。
今回は明らかに調子に乗り、
身体の声に
耳を傾けなかったわけで、
少しの時間、
不調になったわけだ。
梅流しも、
後の調べでわかったが。
どうやら善玉菌をも
出してしまうらしく、
頻繁にやることではないそうで、
新たに知識をつけた私は、
安全に遂行するために、
身体の声を聞きながら、
フェイスラインの死守と、
食費の節約と、
内臓への休暇のために、
週１で24時間断食に
勤しんでいる。
なかなか時間を作れない中で、
これらの目的全てを満たす断食は
やはり良い手段であると
心底思っているが、
向いていない身体の人も
いるだろう。
興味がある人、
チャレンジしてみようと
思っている人は、
今一度よく理解した上で
行うと良いと思う。
当初の、
1番強く沸いた興味の
目がしみるほどの宿便は
今でも出した事はなく、
日常的に
食べ物に気を使っている私は、
おそらく今後も
その経験はできないだろう。
しかし、
20代30代と
変わらない食生活や
日常生活を送っていては
確実に太り続ける40代、
不調になりやすい40代で、
減量こそしないものの
体型や体調を
【維持】し続ける事ができそうな、
絶好の方法を見つけられた事は、
大きな収穫であった。
やはり私の趣味は
【人体実験】だ…………。