ここ数日、
何故か胸騒ぎがしていた

同僚と呑んでいた時
それが的中した。

父からの着信で
母の死を知った
脳梗塞だった

その日の朝の出来事だったらしい…

現実を受け止められないまま
翌日帰省

電車に乗っても
新幹線に乗っても
とめどなく溢れる涙は
止められず
人目をはばからず泣いてしまった

実家に戻り
書きかけのメモや
洗っていない食器を見て
本当に亡くなったのか?
信じがたかった。


母の日記や遺言書を
家中探し
何かメッセージが欲しかったが

何も無かった

母と映ったアルバムをひっくり返し
片っ端から見た。
見慣れた筆跡のコメントを
見ては涙が止まらなかった


その日の夜に父に会えたので
母の死因やその時の様子を
細かく聞き
少し落ち着いた。

気丈に振る舞う父だが
パンパンに腫れ上がった目元を
私は直視出来なかった…

お互いの前では
泣かなかった。
二人で泣いてしまったら
何かが崩れるような気がして。
多分、父も同じ気持ちだったと思う。


まだ帰省していない
兄夫婦とは
お互いを励ましながら連絡を
密に取った。



母はベッドサイドで
倒れ、父が発見し救急車をよんだ。
倒れた際の血が
ベッドに少しついていても
気にせず
そのベッドに横たわり
しばらく泣いた

お母さん
お母さん

と何度か呼んでみた。

お化けでもいい
夢でもいい
逢いたいと思った

そして
最近私から連絡をしてなかった事を
心から悔やんだ。

私が死なせたのかもしれないと
自分を攻めた。