天海祐希さん、主演舞台「レディマクベス」を見てきました。
正直、少々難解でした🧐
皆が知るシェイクスピアの「マクベス」のマクベス夫人に焦点を当てた全く新しいお芝居です。
シェイクスピアの作品は、ハムレットのオフィーリア然り、女性にも名前が付けられているそうで、このマクベス夫人だけが、主人公の妻で、マクベスを悪へと後押しする主要人物にも拘らず、マクベス夫人つまりレディマクベスとしか書かれてないそうです。
そのレディマクベスを現代に置き換えていて、舞台を見ていると、パレスチナもしくはウクライナを彷彿させます。
女性故、娘を産んだ故、軍を離れたレディマクベスが、マクベス将軍を叱咤し、国王へと導き、最後には、戦争継続を躊躇う、マクベスを打ち殺し、女王になる。
(これ以上はネタバレが過ぎるので…)
マクベスを世界的バレーダンサーでもあるアダムクーパーが演じ、脇を鈴木保奈美、要潤、栗原英雄(鎌倉殿良かった)などが固め、重厚なお芝居を盛り上げています。特に鈴木保奈美さんは、昨年セールスマンの死も見たけど、映像出身でインターバルもあったのに、舞台での声の響きが素敵。
ただこの人が争いをやめられないというある意味の真理が、今の時勢に合いすぎていて、辛いなぁと一緒に言った友人と言いあってました。