先日南座に、玉三郎さんと愛之助さんの舞台「怪談牡丹燈籠」を見に行ってきました。

演目は見るのは初めて。

牡丹燈籠といえば、新三郎に焦がれ死にしたお露が、お付きの女中と共に幽霊になってカランコロンと下駄の音を響かせ、毎晩新三郎を訪ねてきて、新三郎はお坊さんにお札をもらってお露が家に入らなくするんやけど、満願成就の前の夜中にお露の妖術で世が明けたと思い込んで、お札を剥がした途端に取り殺されたっていう話だった(私の記憶にある怪談の絵本)


しかし、この舞台は落語を元にしていて、主役はお露、新三郎ではない。

玉三郎はお峰。愛之助は伴蔵。

彼らはお露と女中に頼まれ、100両と引き換えにお札を剥がし、結果新三郎は死亡。

お峰、伴蔵は100両を元手に商売を始めて、繁盛してるところ、伴蔵は料亭の女と浮気。

そこに長屋時代の知り合いが訪ねてきて、お峰伴蔵が揉めているところ、この知り合いとお峰にお露と女中が乗移り、伴蔵が2人を切り殺してしまうという、因果応報のお話。


落語なのでクスッと笑えるところもあるし、シプイ玉三郎さんもステキ。

それに、愛之助さんがなんとなく仁左衛門さん風になってきてて、芸達者になられたなぁ。

ご贔屓さん受付のところには、藤原紀香さんがいらっしゃいました。

綺麗やけど、おっきかった。