紫外線と皮膚

【紫外線と皮膚】

太陽光線には紫外線・可視光線・赤外線があり、それぞれ波長によって区分されています。

太陽光線

可視光線

400～760nm
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
太陽光線100％中44％

紫外線

400～320nm
UVA（長波長）

320～280nm
UVB（中波長）

280～200nm
UVC（短波長）…オゾン層で吸収され地上には到達しない

太陽光線100％中6％
（B－０.５%）

赤外線

760～3000nm
太陽光線100％中50％

紫外線は可視光線の紫よりさらに短い光線という意味でUV(Ultra Violer)と略称されます。

太陽光線の皮膚に対する作用

UVA

【生活紫外線】

真皮下層まで浸透する

窓ガラス、車のフロントガラス、ブラウス、庭掃除、物干し、散歩など日常の生活場面

紅斑にならず黒くなる≪サンタン現象≫

UVB

【レジャー紫外線】

真皮乳頭まで透過する

ゴルフ、夏の海、山、スキーなど障害物が少なく、澄んだ空気の直射日光

紅斑、水泡≪サンバーン現象≫

紫外線量の月別変化

紫外線は12月が最も少なく1月から少し増加し、3月には急増し、5月にはさらに増加して年間のピークに達します。

紫外線は四害腺とも呼び、色素沈着・老化・皮膚がん・光アレルギーの害を与える光線です。

紫外線吸収剤と散乱剤

【UV対策】

・紫外線吸収剤
紫外線を吸収してUVケアします。

・紫外線散乱剤
紫外線を散乱してUVをケアします。

SPF(Sun Protection Factor)
UVBの防止効果を示す指標です。

　　　　製品を塗った皮膚の日焼けに要する最少紫外線量
SPF＝　———————————————————————
　　　　塗らなかった皮膚の日焼けに要する最少紫外線量

SPF1…約20分～30分防ぐ効果がある

PA(Protection Grade of UVA)
UVAの防止効果を示す指標です。

PA+　　　　2～4倍
PA++　　　4～8倍
PA+++　　8倍以上

防ぐ効果がある

人によって個人差があります。