今日は、お肌の弾力を司る繊維芽細胞のお話です。
まず、皮膚のターンオーバーについてですが
表皮は4つの層からできていて、一番下にある基底層にある基底細胞が分裂することで、お肌のターンオーバーが成り立っています。
表皮にある細胞は、見た目的には肌のキメや質感、肌ツヤに関係していて、表皮の細胞の数が減ってきたり、細胞の分裂事態が少なくなるとターンオーバーが乱れ、結果、肌のきめが粗くなったり、ごわついた肌になります。
基底細胞がどんどん分裂すると、上へ上へと上がってきてやがて細胞は役目を終え、消滅してしまうので、表皮の中にある細胞自体の数が減り、先ほど書いたように、見た目の肌のキメや肌つやに影響してきます。
このターンオーバーを活発にするために、日々のスキンケアやエステでのマッサージ・パックが有効に働きかけます。
しかし、シワやタルミ、ニキビ跡の凹凸などの肌トラブルで重要なのは真皮のほう。
真皮は、肌の弾力やシワ・タルミに大いに関係しています。
「線維芽細胞」は表皮の下の真皮に存在し、ターンオーバーとともに剥がれ落ちていく細胞とは別物。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141218/04/venusbeaute/70/ca/j/o0400026013161960727.jpg?caw=800)
真皮の繊維芽細胞は
真皮のコラーゲン線維やエラスチン・ヒアルロン酸などを作り出すマシーンのようなもので、
真皮の中の線維芽細胞は、普段は分裂をすることはない
のです。
しかし
傷を受けた時のみ、分裂し傷を修復することができる
そうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141218/04/venusbeaute/14/27/j/o0400053013161960730.jpg?caw=800)
ダーマローラーやエレクトロポレーションでの極細の針で肌を故意に傷つけているのは、
真皮線維芽細胞の傷を受けた時のみ分裂して傷を修復しようとする機能を利用していて、
傷を治すために繊維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸などを作り出すから美肌効果が期待できるということ。
表皮の細胞は常に分裂して生まれ変わっています。
真皮の細胞は損傷を受けた時にだけ分裂して修復させます。
その修復作業のときにファインルレの高濃度コラーゲン・ヒアルロン酸を入れると
よりコラーゲンとヒアルロン酸が生産されやすく、修復力も高まります
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
繰り返しますが
シワやタルミ、ニキビ跡の凹凸など真皮層の深刻なトラブルには、
真皮のコラーゲン・ヒアルロン酸を増やすことが改善への最善の方法です。
それには
コラーゲン線維やエラスチン・ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞を分裂させること。
分裂させるには、故意に傷をつけて修復をさせる
ということなのです。
色々なスキンケア商品や様々なエステのお手入れがありますが、
それらがどのようにお肌に影響を与えるかをちゃんと理解するには、
そもそも「肌」というものはどういうものなのかをきちんと理解する必要があると私は思います。
お肌の仕組みを学べば、何をすれば美肌になれるのか
おのずと理解することができますね。
ハーバルピールとオーダーメイドのメディカルエステティックサロン
ヴィーナスボーテ南青山
VENUS BEAUTE