北朝鮮の「ゆく年くる年」(後編) | 長いブログ (旧:ぶらり北朝鮮)

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以前は北朝鮮旅行記でしたがネタ切れで変更。
その名のとおり、記事一本がやたら長いです(笑)
書くのも、読むのもしんどい。
いや、わかってんですけどね…なんかこうなっちゃう。
お疲れの方は何度かに分けてお読みください。
その方がアクセス数上げられr@うxぁp…

ステージの後半戦に合わせ

ブログも「後編」へ。

 

いや実は昨日はべらぼうに長い1本の記事だったんですが、

そのあとちょっと記事内容の追加をしたところ(←まだ足すかw)

「文字数が多すぎて保存できません」

というエラーメッセージが出ちゃいました(苦笑)

 

なんでも「タグを含めて半角4万文字以上」

さすがのアメブロも受け付けてくれないんだとか。

いくらワタシだって2万文字も書いた覚えはないんですが

写真とか改行とかでも「文字数」は増えるらしく

もちろんタイトルは「長いブログ」なんですが、

やっぱりあまりに長いブログはダメなんだなぁと

ひとつ勉強になりましたww

 

昨日から今日にかけて読んでくださった皆さま、

余計な更新情報が出てしまってごめんなさい。

「前編」は、記事の後半を削除しただけ、

「後編」では中ほどに「年賀はがき」の記事を

少々追加しただけです…

 

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では気を取り直して。

 

後半戦に入った「2020年迎春公演」。

歌手のバックにダンサーらしい人たちが現れて

さらに賑やかになりました。

 

おお、これは北朝鮮のA〇Bか!

 

ただそれより目を引くのが

何気に交じってる雪だるま野郎。

 

なんか異様に眼つき悪いヤツもいるし(笑)

彼らいったい何者…

あちらの「ゆるキャラ」なんでしょうかね。

ま、暖かそうではありますが。

 

謎の彼らに気を取られている間に

上空にはなんとドローン文字が!

「新 “祝” 年 2020」

下にはハートマークも出てます。

 

サッと隊列を変えて、今度は「犬」です。

…え?「犬」?

今年はネズミ年のはずじゃ…

 

どうもこれは

北朝鮮が誇る国内固有種

「豊山犬(プンサンケ)」のようです。

干支は関係ないのね。

そういえば向こうの年賀状でもあんまり見ないなぁ。

 

北朝鮮にも実は「年賀はがき」があるんですよ。

と言っても今もあるのかどうかはわかりませんが

少なくとも7~8年前までは毎年発行されてました。

ここでまたワタシの秘蔵コレクションをww

日本と同じように「우편엽서(=郵便はがき)」の文字と

料額印面(切手みたいな部分ね)を印刷。

いろんな年のものなので値段や絵はバラバラです。

手前の水色は私が持ってる中で一番古いもので

1994年発行、値段は10チョン(1ウォンの10分の1)。

奥の赤色は2011年のもので10ウォン。

これでも日本円だと1円に満たないお安さです。

15年で値段が100倍にもなっているのは

2009年にデノミ(通貨の切り下げ)を行ったため。

 

裏にはカラーで毎年違うイラストが印刷されてますよ。

いやぁ、いかにも「北朝鮮」的なww

なかにはカワイイものもありますが

やはり「軍民一体」のお国柄ですから

軍隊的なデザインであふれてます。

 

この姿で見つめられて

「あけましておめでとうございます。」

と言われてもなぁ(苦笑)

 

ま、こんなふうに北朝鮮では

あんまり干支は意識されてないようです。

 

おっと、また話がそれました。これが悪い癖。

 

 

さてさっきのドローンたちはさらに変化します。

お次は「タヌキ」。なんでやねん(笑)

それもスキーしてるしw

 

これはたぶんあちらで超有名な

国民的アニメのキャラクター

령리한 너구리」(賢いタヌキ)ですね。

   (参考画像)

あくまでも賢い「タヌキ」君で

特に名前はないようですが。

 

 

その後ドローンたちはどこかへ飛び去り、

ステージでは後半の目玉。

超人気グループ모란봉전자악단、

「牡丹江(モランボン)電子楽団」が登場ですよ。

彼女たちは日本でも有名ですね。

タイトルには「노래련곡(歌の連曲)」、

つまり「メドレー」と出ています。

 

軍服姿も凛々しく見事なハーモニー。

 

観客も大喜びです。

国内でも人気高いですからね。

 

8分あまりをノンストップで歌い続けます。

おつかれさまでしたー。

 

続いては「旺戴山(ワンジェサン)芸術団」。

タイトルは「駆けて行こう 未来へ」です。

 

なんと女性ダンサーによるダンスステージ。

 

最近は北朝鮮でもこういうのやるんだなぁ。

結構激しい動きもあります。

 

ビシッと動きも決めて

む。これもまるで「〇坂48」ではないかw

 

巨大ビジョンではメンバーをアップで撮影。

いや、よくわかってらっしゃる(笑)

ここでもスマホで撮ってるなぁ。

 

あ、もちろんイケメン(?)ダンサーも出演してます。

 

服装がアレですが、動きはカッコいいですよ。

寒いんだから許してあげてww

 

そして盛り上がる観客サイドでは…

 

ん?

 

んんんっ??

 

なんとこれは

あのキ〇ィちゃんでは…

 

またほかの場面でも

これ絶対LINEのキャラクターですよねw

 

おそらくは中国から入ってきてる製品なんでしょうけど

…まぁ、しゃあないか(笑)

彼らは何にも知らないんだろうしなぁ。

あ、ココにもいたwww

 

そういえばピョンヤンの巨大遊泳場でも

「敵国」のヒーロー

「バッ〇マン」デザインの水着売ってたし。

 

ま、将来ちゃんと国交が結ばれたら

著作権とか商標権とか

きちんと学んでもらいましょう(笑)

 

 

さあステージもついに終盤です。

オールスターキャストがステージ上に。

 

また「彼ら」が出てきましたねw

雪だるまのイメージを覆すがごとく

見た目に似合わぬ激しい動きを。

 

そして再び花火。

 

ハート形の花火もありました。

 

まだまだ打ちあがりますよ。

公演もフィナーレ。

これでもかというくらい

おびただしい数の花火が炸裂します。

 

観客も

 

出演者もバンバンザイ。

 

そして金正恩委員長をたたえる

「金正恩将軍に栄光を」を大合唱。

ひときわ大きな花火が上がるとともに

 

なんと、奥の歴史博物館と美術博物館の建物から

滝のように花火が降り注ぎました。

すごい迫力です。

 

バックの花火も最後の大盤振る舞いで

もはや爆発火災事故現場のようなww

うぁぁ、大丈夫か。

いろいろちょっと心配になるほどの演出です。

 

最後は北朝鮮版の年越し定番ソング

「설눈아 내려라」

(ソルヌナ ネリョラ=正月の雪よ降れ)

が流れて、

これにて約2時間の公演はめでたくお開き。

時刻はもう午前1時前です。

いやぁ、なかなか見ごたえのある番組(公演)でした。

 

前後編と分けたにもかかわらず、

またまた長いブログになってしまいました。

まさに「タイトルに偽りなし」。

ここまで到達された方、お疲れさまでした(笑)

 

ピョンヤンの年越しもなかなか盛り上がってますなぁ。

以前はこんな楽しい雰囲気なかったんですけどね。

これも時代の流れを感じさせます。

 

ま、たいていの方は

もうこのブログだけでおなかいっぱいだと思いますが

ちなみにもっとじっくり見たいという奇特な方は

2020년 설맞이 축하공연」か

「朝鮮中央テレビ 2020 迎春公演」などと検索すると

録画動画で全編見られるようですよ。

ちゃんとアップしてくれてる人いるんですね。

 

 

ではまた、忘れたころにw