ここは石巻市の南浜。
日和山公園から眺めた海の方です。
男性が立っている上の方にバルーンがたなびいているでしょ。
その高さまで波がきたそうです。
一軒家の2階ぐらいでしょうか。
ここは飛翔閣さんの3階テラス。
日和山よりもずっと内陸の、JRの線路の近くです。
でも、すぐ近くの交差点やガソリンスタンドも浸水して、この3階にたくさん非難され、受け入れられたとのことです。
8年たった今、内陸の市街地は復興が進んでいるのですが、
津波の怖さ、ひとびとの助け合い、などについて、当時のお話をうかがいました。
海のないところで育ったわたしには、これまで、津波というものが想像できませんでした。
今もやはり実感はできないものの、お話をきいて、あちこちの目印を見上げることで、知識として、すこし蓄えた感じです。
語り部さんのお話もうかがうことができました。
嫁ぎ先から南浜のご実家へ戻ろうとしたときの凄惨な様子を伝えてくださいました。
道はなく、水が押し寄せ、ある場所では、なんとか残った線路を伝って進んだこと。
がれきの山というより底なしの沼のようで、足がズボっズボっと入るので、這いつくばって進んだこと。
危ないからやめなさいと言ってくれる方がいても、必死でご両親を探しに行かれた様子。
並べられたたくさんのご遺体のお顔をのぞきこんで探したこと。
何枚もの写真を示しながらお話してくださいました。
その場の臭いを感じたら、息が詰まるようでした。
いってらっしゃいと見送った挨拶が最後になるかもしれない。
そのときの互いの表情が最期になるかもしれない。
紛争、内戦、戦争が続いている地域では、それが日常なんですよね。
そして、平和な国でも、災害はおこるのですね。
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