父と旅行したころ、大学生の私は実家を離れていました。
父のオルゴールがいくつもあって、料理上手な母の手料理が食べられる実家を飛び出して、大学近くの寮で暮らしていました。
4畳半だけの空間。
風呂、トイレ、キッチン、公衆電話は共同でした。
子ども時代を長屋ですごした私には、懐かしい共同生活。
部活動は、軽音楽。
やはり音にひきつけられていくのでした。
外国語学部に入ったので、1年生から専門の授業が週4日はあって、なかなかにハードでした。
その外国語を選んだ理由のひとつが響き。
やっぱり響き。
言語はそれぞれ周波数帯がちがいますが、その言葉は周波数域がとても広いのです。
低い周波数から高い周波数まで、入っているのです。
日本語にない周波数域の音は、日本語話者には聞き取りにくい。
私はそれを受け取ることができました。
日本語だけではなく中国語、朝鮮語などが飛び交う長屋で育ちましたし、
身近な英語はブリティッシュでした(アメリカンよりも周波数域が高い)。
父から響きの英才教育を受けましたし、
もともともっていた才能もありました。
周波数の「波」も敏感に感じるので、文法はできなくても、イントネーションは抜群。
そして、その外国語で朗読された音源を聴いたり、映画を観たりしていると、癒されることに気づきました。
逆に、日本語話者は中国語では癒されない。
理由はやはり周波数域。
ことばも、サウンドセラピーに使えるのね。
と知ったのです。
みなこのご提供中のメニューみなこビーナス
メニュー表はこちら