フィーバーフューの花が咲き始めました。
まだ少しですがこれから沢山の花が咲くことでしょう。
フィーバーフューはキク科ヨモギギク属の多年草で、アジア西部やバルカン半島が原産地です。
和名では「ナツシロギク(夏白菊)」と呼ばれます。
見た目はジャーマンカモミールに似ており、以前は属名がジャーマンカモミールと同じMatricaria(マトリカリア)だったため、フィーバーフューも生花としてマトリカリアと呼ばれる流通していることもあります。
草丈は30~80cmほど、葉は黄緑色で茎に互生しよく茂り、5月~7月になると茎先に直径10~25mmほどの頭花を咲かせます。
とても可愛らしい花で白くロゼット状に配置された中心に黄色の筒状花があります。
フィーバーという名前から「熱」を連想させるハーブで様々な症状を和らげるとして知られています。
風味はとても苦いです。
おそらく考えられるハーブの中ではトップクラスです。
もちろんセンブリや龍胆(リンドウ)などに比べたら全然ではありますがそれでも苦い
その苦味と付き合うにはペパーミントやレモンバーベナなどの香りの強いハーブとブレンドすると飲みやすくなります。
また乾燥させた葉は「虫よけ」になるため、衣類の間に入れることができます。
ハーブとして色々な使い道があるフィーバーフューは、その効能と爽やかな香りで広く多くの方愛されています。