5.6年前にTwitterで「日露戦争後から太平洋戦争くらいまでを勉強するのにいい本はないですか?」と投稿したら、ほとんどの方から「それなら加藤陽子さんの本」という回答をもらいました。

そこで読んでみたのがまずこれ。

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その続編が出ていたので早速読んでみました。この続編まさに講義を受けてるような感じですごく勉強になりました。

加藤

どちらも明治時代の始まりから太平洋戦争までを少し違った角度から分析していて、この加藤さんは芯の通ってる歴史学者です。

なぜ「戦争しかない」とあの頃の優秀な指導層が思ったのか、また国民が「だから戦争していいんだ」という感覚を持つように至ったのにはどういう歴史的経緯があったか。

ここの詳しい分析を学ぶことは、ただただ「戦争反対」と叫ぶよりもよっぽど意味のあることだと思います。

歴史を学ぶときには「国」という単位で考えることが多いですが、これを経営に活かすには単純に国を会社に置き換えればいいだけです。

その国の空気を作っていく流れを見ていくという意味で、日本の幕末から太平洋戦争までというのはとても勉強になる。

明治維新という創業から、太平洋戦争敗戦という破滅までを知ることは、企業経営において失敗を避けるのに必ず役に立つものだと考えています。

こちらの3冊も読みましたが、どれも読みごたえありました。マニアックな方はこちらもどうぞ。

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