楠木さんの「経営センスの論理」を読み返していてイノベーションは進歩ではないというところに目が止まった。最近はイノベーションという言葉自体が流行のようになっているが、この進歩との区別がついていない議論をよく見かけるなぁと思っています。

イノベーションの本質は非連続性にあり、今の延長線上に何かを進歩させるのは違う。さらに単に斬新なものを世に出すことではイノベーションにはならないとも言っている。

イノベーションとは供給よりも需要に関わる問題で、要は多くの人々に受け入れられて社会にインパクトをもたらすものでないといけない。これは全くその通りで、対象者が多ければ多いほどイノベーションなのだと自分も思っています。

ドラッカーが言うように「なぜこれが今までなかったんだろう」というものを作り出し、社会にインパクトを与え得るものがイノベーション。この解釈はとてもしっくりきます。

そして、自分自身もずっと自分の業界になぜこれがないんだろうと思っているものがあるんですよねー。これは自分だけの力では起こせないのですが、ぜひ実現したいなと思っています。


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