iPadで読もうと落としていたのに、ずっと放ったらかしていた楠木建さんの『好き嫌いの経営』を読んだ。

雑誌Thinkで有名経営者と好き嫌いをテーマに対談した内容をまとめたものでかなり面白かった。

電子書籍を読むときは付箋機能を使って気になったところに付けていってますが、付箋多かった順はこんな感じ。

星野佳路>柳井正>大前研一>出口治明>新浪剛史>藤田晋>永守重信>原田泳幸>あとは付箋なし

やはり好きな順に並ぶのでこれも好き嫌い。

錚々たるメンバーなのに、結構楠木さんが俺が俺がでしゃべるんですけど、大前さんがうまいこと言うねぇと言った経営者のエネルギーについての仮説、確かにと思いました。

経営者のエネルギーには2種類あって、1つは位置エネルギーを重視するタイプ。名誉、名声重視で、政府の○○審議会とか業界の○○委員会とか、そこにいることがその人にとっての価値になる。もう一方は自分がどういう仕事をし、どういう貢献ができるのかを重視する運動エネルギータイプ。面白いことに位置エネルギーを求め出すと運動エネルギーはなくなってくると。

これは僕も本当にそうだなと思います。位置エネルギーを求め出した人には魅力がなくなっていくんですよね。

近しい人が上場を口にし出したら、位置エネルギーを求めてるのかどうかを気にして見ています。運動エネルギーを感じれれば安心して応援しますが、そうでない場合は心配になる。

もちろん自分もそうで、いつまでも運動エネルギータイプでいたいなと。執着を捨てれない人になると歳を重ねると必ず位置エネルギーを求め出すので。かっこ悪いことにならないようにやっていきたいと思いました。


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