業界誌「ベストファーム」の本郷先生と石丸先生の対談おもしろかった。

「世代闘争」とタイトルがついてたけど、年代は違ってもどちらも非常に優秀な経営者なんだなぁと思いました。

税理士と弁護士の業界は同じ士業でも中身はかなり違う。BtoBがほとんどの税理士業とBtoCが多い弁護士業は組織の作り方も全く違うものにしないといけないと思っています。

そういう意味でも、理想的な形を辻本郷とアディーレは作り上げている印象があります。弁護士業はサービス業というよりも製造業のような形で組織を作る方がうまくいくんだと思います。僕らの業界でも相続なんかはそういう形の方が向いてるかもしれない。

お二人が業界のシェアの話をしてるところも興味深かった。資格という高い参入障壁、イニシャルコストがかからないという低い参入障壁、そしてそれがゆえに撤退障壁はかなり高い。だからシェアを取るというのがなかなか難しい。最大手でも1%持っいてないところがそれをよく表しています。

それでもアディーレはシェアを狙っていくそうです。これ、いくつかの弁護士業の分野でやっていくと僕はかなりの確率で成功するだろうと思っています。僕らの業界よりもシェア競争しやすいし、独占があり得ると見ているので。

お二人ともお会いしたことがありますが、本当にすごいなと思わせられる方たちです。こういうインタビューを読むとモチベーション上がるのでありがたいです。

ちなみに今回の特集は「相続」で業界の重鎮の方々が相続について熱く語っているものだったのですが、最後のページが僕のインタビューコラムでタイトルが「相続なんてどうでもいい」でした。僕を悪者にしてコントラストをつけようとする意図はわかるんですけど、編集者の悪意を感じるなぁ(笑)。僕、こんなにいい人なのに。