携帯3社の社長インタビューを読んでみた。

孫さんが目立つけどKDDIの社長もなかなか面白い。NTTの社長は評価高いらしいがインタビュー読む限りはうーんという印象。

「戦は知恵だけでは勝てない。兵力がないと勝てない。兵力とはボリュームです。これがないと相手に対する交渉力を持ち得ない」

これは孫さんの言葉。スプリントネクステルを買収したソフトバンクはまさにボリュームアップした。そして、それを交渉力として活用していくのでしょう。

こういう何社かが独占的に支配する業界はまさに兵力を持った方が勝つと思います。だから巨大化することに明らかな意味がある。

士業、特に僕らがいる税理士業界は真逆のロングテールな世界。トップが持ってるシェアが1%もない。

この世界で兵力を、ボリュームを持とうとすることにどれほどの優位性があるのか。メリットよりもリスクの方が大きくなるかもしれない。

税理士業界に強大なボリュームをもった新たな参入者が現れるという話は定期的に出てきます。最近そのことについてよく意見を求められますが、それはなかなか難しいと僕は見ています。

ロングテールな業界ではボリュームが明確な優位性になりにくい。

理由は明確にあるのですが、説明してもイマイチわかってもらえない。現場でやってればわかることなんですが。

このインタビューでKDDIの社長が言ってる中にその答えに近いものがありました。この社長さんは通信業界ではなくて、ロングテールの業界の方が向いてるかもしれません(笑)