昨日の日経の『法律事務所、拡大路線に壁』という記事、弁護士業界を長らくウォッチしている自分としてはかなり興味深く読んだ。

国内の法律事務所が規模拡大を始めたのは2000年頃。

MAや金融案件が増え、追い風に乗って合併、合従連衡を繰り返して巨大化。

それがリーマンショックで環境は激変。

売上の伸びも鈍化し、大量採用したアソシエイト弁護士の退職も相次ぎ成長が止まってきている。

そこで上位三位の事務所は海外進出、TMIや西村あさひは地方進出で活路を求めている。

この記事に載ってることは自分も五本の指に入る法律事務所に入り込んで研究したので知ってることばかりなんですが、これを税理士業界にどう当てはめて考えていくか。

税理士法人もより巨大化は進んでいくと思う。

その中で合併も起こるだろうし、海外を狙うところ、相続を狙うところ、そしてうちのように地方進出で規模を拡大するところも出てくる。

さらにその各分野で拡大したところ同士の合併や、弁護士事務所のような他士業との合従連衡もあり得る。

とにかくクライアントのニーズを満たすことが最も大事な訳ですから、それに応えられる組織を作ったところが顧客を獲得し巨大化するでしょう。

問題はその巨大化した後だ。

今の段階から、その時に何が起こるのかを想定して拡大しないといけない。

その目線でこの記事を読めば、参考になるところが見えてくる。

この弁護士業界の動き、研究を続けて活かしていきたい。

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