小説 会計監査 (幻冬舎文庫)


文庫化されていたのを見つけて読んでみました。


会計の知識とかが全くないとちょっと読みにくいかもしれませんが、結構楽しめます。


「小説」となっていますが、明らかに実際に世間を騒がせた事件のことを書いているので、事実がかなりちりばめられているのだと思います。


そうでないと、ここまで露骨に書かないと思いますし。


僕らとは近くて遠い存在である、会計士の仕事というものについて考えさせられました。


著者があとがきで監査法人を辞めて、個人事務所をはじめる若い会計士の話を載せていました。


「アドバイスもサジェスチョンも、したら癒着になるのだそうです。私にはその理由がわかりません。


 お客の業務改善、向上に役立ってはいけなくなってしまったのです。(中略)


 このままでは会計士職業は生き残れませんね。この商売に明日はないのかもと思ってしまいます。


 クライアントとの間には、お互いに不満と敵対感情のみが募っています。


 いまではクライアントは、本当のことは何もしゃべってくれません。」


監査法人を辞めた会計士の方に話を聞く機会は何度かありましたが、ここまでは言わないものの、同じようなニュアンスのことを言われていたのを覚えています。


僕らの業界の方は一度読んでみるといい本だと思います。


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