村上 龍
希望の国のエクソダス

村上龍さんは、好きな作家の1人です。

限りなく透明に近いブルー 」の文章は新鮮だったし、中学生の頃に読んだ「69(シクスティナイン) 」はおもしろすぎて、衝撃を受けました。

そんな村上さんの小説を長い間読まなくなっていたのですが、ふと手にとって読んだのがこの本です。

中学生80万人が不登校になり、彼らがネットを使って資金を手にし、独自通貨を発行するまでになる。
いろんなことを考えさせられる、迫力のある作品で、発刊当時に読んでおけばよかったと思いました。
「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない」という言葉は印象に残りましたね。

この小説が連載されていたのは1998年~2000年にかけて。
ということは当時の中学生が今は20歳~25歳くらいの世代ということになります。

私はこの世代はこれから脅威だなと考えています。
小学生の頃からパソコンやインターネットが普通にあった世代。
彼らの世代は発想も自由で、情報力に優れています。

団塊ジュニアと呼ばれる世代に属する私は、10年くらい上の世代には負けない強さがあると思っているのですが、10年下の世代には勝てるかなと感じてしまいます。

彼らの世代の成長と共存共栄できるような組織を、今から意識して作っておきたいと思います。

大阪の税理士、ベンチャーサポート 総合会計事務所 へ

大阪での会社設立なら、会社設立パーフェクトサポートへ