見城 徹
編集者という病い

編集者という仕事、すごくおもしろそうです。
作家、ミュージシャン達の懐に入っていく著者のパワーはすごい。

懐に入った人の名前を挙げると・・
尾崎豊、村上龍、坂本龍一、石原慎太郎、松任谷由美、そうそうたる顔ぶれです。

著者の見城さんのことは、昔から知っていました。
「尾崎豊の本の編集をしていた人」という認識でしたが、尾崎が死んだときも追悼番組の司会とかしていました。この本でも尾崎との関わりが出てくるのですが、そこまで壮絶だったとは知りませんでした。

尾崎のあの破壊的な感性。
そういう尾崎から信頼を受けた見城さんの感性も普通じゃありません。
こういう感性が僕は好きです。

その後角川書店を退社して、幻冬舎という出版社を設立し、なんと上場までさせた。
幻冬舎の出す本は、面白い本が多いです。

この本を読んで思うのは、やっぱりビジネスは人対人だということ。
見城さんの人との関わり方は、そうそう真似できませんが、見習いたいと思います。