2013年12月18日 Wed くもりのち雪
=================
<バックナンバー>
→ 『東横イン Part1』
→ 『東横イン Part2』
→ 『東横イン Part3』
→ 『東横イン Part4』
=================
さて、前回は内観についてと
僕の内観との出会いについて
書きました。
今日はその続きとなります。
内観当日、新宿から
箱根行きの高速バスが
出ていますので
それに乗って
朝早くから、箱根へ
ぶーんと向かいます。
余談ですが、
そのバスでは、
高杉良さんの
「金融腐食列島」
を読んでいた記憶が
なぜか鮮明に残っています(笑)
高速バスで、
「仙郷楼前」
というところで
下りると、
そこから山道を20分ぐらい
徒歩でトコトコ登ります。
すっげー山道です(笑)
寒い中コートと
手袋といった
防寒完全装備で、
ようやく山の中腹にそびえ立つ
普通の2階建て家屋につきます(笑)
あたりは人っ子一人いない
静寂に包まれた
まさに山奥の
閉ざされた場所です。
入所する寸前に
携帯電話で、
支配人に到着連絡をすると
次に親に電話をします。
「これから1週間、
音信不通になるけど
心配しないでね」
内観研修では、
研修中の間は、携帯電話の使用は
一切禁止されており、
電源をつけていることさえも
許されません。
ですので、こうした連絡は
必須となります。
捜査届けを出されても
困りますからね。。。。
電源を切って、心を決めると(笑)
いざ、研修所へ入ります。
玄関は、横にスライドする
引き戸です。
ガラガラガラーと
ドアを開けると....
誰もいません(笑)
建物の中からも
ほとんど物音すらせず
やや薄暗い雰囲気です。
(とんでもない所に
きちゃったなー)
と心の中で思いながら
「すみませーん」
と大きめの声で
奥の方に呼びかけると
奥の方の部屋から
もの静かな黒髪の女性が
やや含み笑いした表情で
「どうも」
とボソッと
つぶやきます。
どこか妖艶で、どこか不気味な
雰囲気をもった
受付の女性の方なんでしょうが、
それに続けて
「内観ですか?」
と小さめの声で
つぶやきます。
.....
もうその時点で
恐怖感がMAXなんです(笑)
怖ぇぇぇぇぇぇーーーー
このまま山奥に
監禁されて、
二度と出られないんじゃないかと
戦々恐々としましたが(笑)
後で分かった事なんですが、
その受付の女性は、
実は、後々東横インの
役員になられた
当時東横インの支配人だった
山田さんという方で
内観の講師は全て
全国の東横インの
支配人が交代で
受け持っているそうです。
そして内観の講師に
割り当てられた支配人は
自己の内面を見つめ直しにくる
研修生たちのためには
静かで落ち着いた雰囲気で
研修に望まなければならないので
無駄な元気さや明るさ
などは御法度なんです。
そして、誰もいなかったのは
僕がちょこっと早めに
到着してしまったからのようで
数十分もすると
何名かぞろぞろと
その日から
内観を受ける人が
やってきました。
だいたい一つの施設で
一度に20人ぐらいが
同時に内観研修を
行なっていたと思います。
その日参加する
研修生が全て揃うと
集会所のような大きなお部屋で
オリエンテーションが行われます。
それが終わると、
何やら一人一人に
大きめの封筒が渡され、
そこにお財布、携帯電話、
時計、その他貴重品を
全て入れるように"強制されます"。
ひぃぃ、と思いながら
みんな恐る恐る
自分の日常を形成している
ものが全てなくなっていくことに
若干の恐怖感を覚えながら
やむなく指示に従います。
みなさん、いまの時代
携帯電話や、お金など
当たり前のように
自分を取り巻いているのに
でも、無いと
とても不安になるような
そんなものが自分の手元から
一切なくなったら
(しかも1週間も)
どんな気持ちになるのか
想像できますでしょうか?
内観は、もともと
懲役を宣告された
受刑者などに対しても
実施されているものなので
研修所自体も
刑務所の牢獄の中に
入って、自分を見つめ直す
ということを
イメージされて
作っているのかもしれません。
さて、そこから
身ぐるみを剥がされた状態で(笑)
今度は、一人一人
これから1週間内観を行う
研修部屋に連れていかれます。
といっても、約8畳ほどの
畳式の和室一部屋なのですが、
基本的にその一部屋に
2人の研修生が
割り当てられ、
1週間の間
部屋を替わることはありません。
その部屋に入ると
何やら対角線上の
隅っこに2カ所、
屏風が立てかけれており
約8畳のお部屋を
2畳ずつ区切るような
間取りが作られていました。
その1つに僕は
案内され、中に入ると
その畳2つ分の中には
座布団一枚と、湯のみだけが
置いてあるだけです。
屏風で仕切られているので
部屋の中央部に
つり下げられた照明の光も
うまく入ってこず
やや暗がりに
なっています。
ここに閉じ込められて
トイレとお風呂の時間以外
一歩も外にでることを
許されないまま
内観研修がいま、
始まろうとしています(笑)
本当に、刑務所に
入れられたような
そんな体験ができます(笑)
なんだか内観について
書きはじめたら
筆が止まらなくなって
しまっています(笑)
長くなりましたが
次が内観の内容について
書く本題となります!
もうちょこっとだけ
東横インシリーズは
続きますよ!
-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。
Twitterからも
更新情報がご覧いただけます!
@toshikazuohno11