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テレンス「この、あすかっちの従姉妹の久美子ちゃんって、ひょっとしてアイルランドにルーツがあるんじゃない?」
あすか「よく分かったね。彼女はアイルランドとギリシャと日本の3つにルーツがあるよ」
テレンス「やっぱりね。ぼくはゲームを通じて世界中に友人がいて、いろんな人と会ったから、パッと見て、あと発音を聞くとだいたい何処のルーツを持っているのか分かるんだ」
テレンス「あすかっちはどことどこにルーツがあるの?前髪下ろしてるから日本人だって分かるけど、オデコ上げたら、ぼくでもあんたがどこの国の人か分からない。どこの国の人にも見える」
あすか「東北地方には青い目の日本人がいる。親は北海道の人だけど、東北ルーツの遺伝だよ。これでも純粋日本人だ」
あすか「もっとも、実父は新潟にもルーツがある。新潟には大昔ロシア人がたくさん逃げ込んできて、その子孫がいるから、どこかで混じっていてもおかしくはないね」
テレンス「ああ、そういうことか。多様性があっていいね」
あすか「ハリウッドの多様性はいい加減にしろと思うけど」
あすか「ま、もともと日本人はいろんな民族が混ざって単一になっただけだから、本当は純粋な日本人なんていないんだけどね」
テレンス「そうだろ?」
テレンス「ぼくには白人の友達もアジア人の友達もたくさんいる。だから同じアフリカ系の人間には『どうせお前は向こう側の人間だろ』って突き放されることもあるんだ。残念だ。向こうとかこっちとか、わが緑陵中学では言われたことないから信じられなかったよ」
あすか「緑陵はいろんな国から生徒を受け入れているから、そんなことを言う奴いないさ。それに、うちの生徒はいろんな面で恵まれてるよ」
テレンス「実はぼくは、アメリカからカナダに国籍を替えたんだ。今のアメリカでは、いつぼくの国籍がなくなってもおかしくないからさ。ルーツは変えられないけど、より安全な場所に住みたいからね」
あすか(右)「そうか。カナダは言葉が通じるもんな。日本人にはハードル高いよ」
テレンス(左)「あすかっちは英語でものを考えられるんだろ?」
あすか「ああ。でも24時間それをやるのはキツいし、結局私は日本語が好きだ」
あすか「でも、コロナ禍以降、日本は住みにくくなった。IT化も進みすぎて日本人は神経質になった。でも外国に行きたいと言いにくくなった。私達はいつまで『もっと立場の弱い人に優しい社会になってほしいですね』って言わなきゃならないんだろうね」
テレンス「あすかっち、今、人種・民族に多い傾向の遺伝子を調べる技術があるんだ。3万円だけど、ぼくはやってみた。そしたら、ぼくには白人の遺伝子もアジア人の遺伝子もあることが分かったんだ。おそらくみんな何らかの他国の遺伝子を持ってると思うよ。そう思えば外国へ行くハードルも下がらないかい?」
テレンス「世界中のみんながその技術で自分のルーツが分かるようになったら、仲良く暮らしていけるようになると思わない?」
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若者が夢を語りにくい時代になりました。
テレンスくんは、うちにいるバービーのケンのひとりです。ケンと言えばバービーの添え物。でもそれじゃつまらない。だから私は、そのうちのひとりに名前をつけ、人格と夢を持った存在にしました。彼の夢は国連で働くことです。
かれは以前はハリウッドで特殊メイクの仕事をしたいと思っていて、それで人物の民族的特徴を掴むのが上手いのですが、将来アメリカに帰ることがかれにとって安全かどうか分からなくなったため、国籍を替え、特技を活かして人類のために働きたいと願うようになりました。
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