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久美子「ねえ、若草物語って全部読むべき?」
あすか「嫌いなら読む必要ないよ。私も最初の1巻しか読んでないよ、赤毛のアン派だもん」
久美子「あすかっちでも読んでない本あるの?」
あすか「私、あらゆる本読んでるわけじゃないし、世界で自分が一番本読んでますって顔してる文学少女でいたいわけじゃない。感じ悪いよ」
久美子「アンタそういう感性は普通の人よね。……何か今日機嫌悪いわね」
あすか「最近W稲田の学生にそういうの多いんだよ。まともな常識が身についてるのは早慶以上の人間だけだとか、あまたいる就活生の中からいい人材を低い大学から見つけるのは大変で無駄だから学歴で足切りすべしとか、学歴はその人の個性そのものとか、そういうこと言ってくる奴に最近よく会うんだけどみんなW大の学生で、口が悪いったらありゃしない」
久美子「そんな人ばかりじゃないわ。アンタ最近、W稲田嫌がるわね。なんで?」
あすか「小針先生にLINEで、志望高校を筑付だけじゃなくて早稲田実業も入れろって言われたんだよ。国公立の高校は出席日数重視だからこのままだといくら成績がよくても落ちるって」
久美子「早実を滑り止めにする生徒なんて聞いたことないわ。アンタ、W稲田向いてると思うけど。早実行って早大までエスカレーターで行っちゃいなよ。文士はW稲田に行くものよ」
あすか「何でそんなにW稲田勧めるんだよ」
久美子「だって従姉妹がW稲田って自慢出来るじゃない。うちの家から全国的に有名な大学の人間出したいわよ」
あすか「久美子ちゃん、うちの家系は親戚全員、小樽商大か北大か藤女子だよ。決して悪い大学じゃない」
久美子「小樽商大も藤女子もいい大学だけど、こっちじゃ知名度がそんなに高くないでしょ。お祖母ちゃんが上京して女子美に入ってから歯車狂ったのよ。アタシ音大だし、せっかく東京にいるんだから、もう希望の星はアンタだけよ。W稲田にも絶対まともな人はいるから、ねっ。今まで会った人が偶然悪かったのよ」
あすか「やだ。筑波大附属から東大行く」
久美子「筑附は上まで続いてないじゃない。受験ばっかたくさんすることないわよ。アンタ試験っていうとトラブル起きていつも大変じゃない」
あすか「慶應女子は勧めないんだね」
久美子「アンタ女子校向けの性格じゃないと思うし」
久美子「それに東大女子ってモテないじゃん。アタシまでモテなくなるかも(←なんてひどい偏見)」
あすか「自分の都合で私の進路決めないでよ。久美子ちゃんの音大だって知らない人いないんだからそれでいいじゃない。がんばって付属入ったのになんで誇れないの?」
久美子「分かった、冗談はやめる。アタシ、アンタみたいな天才じゃないけど人一倍努力家なのは自負してる。だから音大付属中にいるわけだけど、芸術系は北海道帰ったらちょっと別物なのよ。アンタマトモに勉強したことないから知らないでしょ。それはいいけど、いくらアンタでも試験当日のトラブルがしょっちゅうあるんじゃどうしようもないのよ。だから滑り止めは受けてほしい。アンタにとっては大したことないかもしれないけど、早実はとてもいい学校なのよ。ソージツくんいい人だったでしょ?」
あすか「分かった。早稲田実業も受験する」
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この選択がのちにあすかっちを救うことになるのですが、それはまた別の世界線上の話。勉強でほとんど苦労したことのないあすかっちは、こういう時どうしても傲慢な面を見せてしまいます。
何人か嫌な人に会ったからといってその学校全部嫌いだなどと言うのは子どもっぽいですよね。
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いつもフォロー・イイネ・コメありがとうございます。
今回、久美子ちゃんあすかっちを心配しすぎてお母さん化。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
明日もまたお会いしましょう。









