どんな本読むの? | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

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登場人物覚え書き | 高峰明日香の明日はどっちだ!

 

ある9月。

あすか「あ、さくらももこのエッセイ、前から欲しかったやつだ。ポチっちゃえ」

了くん「あすかっちでもさくらももこ読むの?」

あすか「面白ければ何でも読むよ」

 

あすか「難しい哲学書でも読むと思った?」

了くん「…ん、まあそんなとこかな」

あすか「私にとって、哲学は読むものじゃなくて作るものなんだよ。パラレルワールドの了くんはたしか推理小説が好きなんだよね?」

了くん「そのパラレルワールドのってのやめてくれよ。おれ偽者みたいじゃん」

 

了くん「おれは松本清張みたく、犯人が最初から分かっていて、どうやって暴かれていくかっていうようなものが好きなんだよ。だからネタバレOKなんだ、正統派の推理小説マニアじゃないんだよ。あとはシャーロックホームズものを少しとか」

 

あすか「なるほど。松本清張で何が好き?」

 

了くん「『鬼畜』がおすすめだな。愛人の女が置いていった3人の子供を一人また一人と…って物語なんだけど、ぞくぞくするぜ」

あすか「そっか。読んでみるよ」

 

あすか「ハハハ!あの了くんが本を読むなんて。熊撃ちで介護福祉士だったのに」

了くん「熊撃ちはおれもやったよ。20歳になって免許取ったらまたやろうかと思ってる」

あすか「そこは前の了くんといっしょなんだね」

 

了くん「前の了くんと比べないでくれよ。おれはおれしか知らないんだから」

あすか「そっか、悪かったね」

 

久美子「何話してるの?面白そうね」

あすか「好きな本の話してたの。今、久美子ちゃんが好きな本ってなに?」

久美子「好きな本?」

あすか「漫画でもいいよ」

 

久美子「アタシ、今読んでる漫画はお母さんのおさがりだから古いのよ。いま『BANANA_FISH』読んでる。でも、あれ、途中から絵とテーマがどんどん変わっていっちゃうのよね。男同士の友情もいいけど、謎解きがもうちょっと欲しかったわ」

 

あすか「さすがパラレルワールドの久美子ちゃん、前と着眼点が違うね」

久美子「やめてよ、ものの見方は年でだいぶ変わるんだから。アタシ達、身体は変わらないけど心は成長していくんでしょ」

あすか「そういうことだね」

 

久美子「まあ、あとは小説だと姫野カオルコのかしらね。他の人のは最近読んでないわ。だからいい話題を提供できなくて」

 

あすか「いや、充分面白い話題だよ」

了くん「うん、久美子ちゃんの知らない一面だ」

久美子「でも姫野カオルコ知らないでしょ」

あすか「フェミニズム小説だってことぐらいしか知らない。おすすめとかない?」

 

ツヨシ「みんな、リルケとかハイネ詠みなよ。高尚な趣味を持つといい曲が弾けるから、ぼくは美しいものが好きなんだ」

 

久美子「あんな偉そうなこと言ってるけど、あいつの部屋、『コロコロコミック』がご丁寧に美しい本棚に並んでんのよ」

 

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「コロコロコミック」で好きだったのは「おじゃまユーレイくん」「とどろけ!一番」「ザ・ゴリラ」「燃えよ!クロパン」「金メダルマン」でしたねえ。私の住んでた街の本屋には、コロコロコミックの雑誌はあっても、単行本は置いてなかったんですよ。あっても少年チャンピオンのしか棚にならんでなかったなぁ。

 

みーさんのベルオレイユというカバン屋来たあすかっち。

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