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久美子「あすかっち、今回のお話は心打たれたわ。主人公のモデルになった了くんの特徴がよく出てる。でもあすかっち、今のアンタはパラレルワールドから来たアンタでしょ?いつ入れ替わったの?」
あすか「あ、わかる?」
久美子「これだけ長く一緒にいるんだもん、分かるわよ」
あすか「私はこれまで君たちが知ってるあすかっちの魂が一つになって吸収したあすかっちだよ。だから、今までの私のことは全部わかる」
久美子「いつから入れ代わってたの?」
あすか「この本を出版した日から」
久美子「そう。先月末から…」
あすか「でも、7月30日より前の私の記憶は引き継がれてるし、タマシイも一つになって私の中にある。もっと昔の世界線上の私のことも覚えてる」
久美子「アタシ悲しいわよ、あすかっちがまた違う人になったなんて」
あすか「どう説明すればわかってくれるかな…今まで君たちが知ってる私全部が、今の私なんだ。だから別人になったんじゃなくて、記憶が増えたの。この世界線上も少し変わったよ」
久美子「…」
あすか「宇宙が魂を生み出して、地球の肉体を得て人間や動物や植物になったの。私と了くんはひとつの魂が二つに分かれた存在なんだ。久美子ちゃんは何代か前の前世で私の肉親だった」
あすか「ツヨシくんは前世では飼い主の弾くピアノに合わせて歌を歌う犬だった。人間になったのは今回が初めてだよ」
久美子「…そんなこと信じろっていうの」
あすか「今まで君たちと一緒にいた私のいた世界は、私がいない世界になってる」
久美子「じゃあこの世界からアンタがいなくなる可能性があるんじゃない?イヤよそんなの」
あすか「私には未来のことは分からない。でも、この地球にある人間たちのうち、前向きで未来をよいものにしようとしている人は違う銀河へ行く。取り残された地球人は似たような星に転生してまた似たような人生を送るんだ」
久美子「アンタはどっちなの?アタシは?」
あすか「業が深いから、たぶんずっと一緒に地球みたいな星に行って転生し続けると思うよ。出来れば銀河に行きたかったけど、私の魂のレベルはぎりぎりなんだ」
あすか「私たちの絆は深いし強い。なんでそうなったか分かんないけど、何か使命があるのかもね」
了くん「あすかっち…」
あすか「私たちはもともと一つの魂だったんだよ」
了くん「へー。まあ、なんとなくそんな感じしないこともないかもね」
あすか「私は了くんの霊能力をコントロールするために地球へ送られた。そして出会った。きみが人工羊水の中にいる時からきみを知ってる。安っぽいSF漫画みたいだけどこれが事実だ」
あすか「私はこのことをきみたちに伝えようかどうか迷った。みんな業が深くて、転生を永遠に繰り返す魂だから。でも、ジルコニアになった以上は転生さえできない。他の魂と連絡を取り合えるのは了くんだけだ。でも了くんもジルコニアだよ、まいっちゃうな。これから先、地球がなくなるまで私たちは他の星へは転生できないんだから」
久美子「それのどこがいけないの?アタシたちずっと一緒なんでしょ。一緒なら怖くないわ」
あすか「毎回、相性がいいとは限らない。それも勉強だから」
了くん「わざわざ痛い目辛い目に遭うために地球へ?とんでもないな」
あすか「漫画のヒーローと同じさ。みんな喜んでくれるけど、本人は苦しい」
あすか「そういうわけだから、みんなよろしく」
久美子「…」
了くん「…」
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今回はちょっとスピ系入ったエピソードです。SFだよこれでも。
なんたることか。
あすかっちは今まで久美子ちゃんたちが出会ったあすかっちの複合体になってしまいました。
それはあすかっちと言えるのか?
もっとも強いあすかっち誕生。
でもそれは同時に弱さも知っているということになりますね。
記憶は持っているけれど、本当の本人ではないのでは?
と思う人もいるかもしれません。
でも本人なのです。
了くんもまた、タマシイの生育過程であすかっちから分離した存在でした。強い霊感は了くん一人に与えられて地球へ持って行ったのです。
いつもありがとうございます。
また来てね。












