藤村博士(右)「ノンコさんが心配して、帰りにきみのところへ寄ってくれとおっしゃるので…」
あすか(左)「ああ、そう…ねえ博士、輪廻転生って信じる?」
藤村博士「医者は科学に仕えてる身だから、常識的にはそういうものはないと言っておかなければならないけど…」
藤村博士「実際、一個人としてのぼくは、そういうこともあるんじゃないかと思います。そういう例をたくさん見てきましたから。現にきみも前世は鳥だったって言われたでしょう」
あすか「ん、うん。私もガッツリ信じてるんじゃなくて、そうだったらいいなぐらいなんだけど」
藤村博士「でも、あやしいところから壺を買ったりしないでくださいね」
あすか「そうだね」
藤村博士「こういう質問をして歩くということは、今、死が怖い?1000年先か5万年先のことを思い煩ってもね…最近は有名な霊能者が『前世を気にするより今を一生懸命生きて』って言ってましたが、インチキを続けることができなくなったんでしょう。でも、言ってることは正しいですよ。生まれ変わったら本気出すなんて言ってたら、いつまでも幸せにはなれません」
あすか「うん。分かってるんだけどね」
藤村博士「ぼくは5万年以上、いろんな患者を診ながら研究も続けてきました。常識を盾にあの世はない、死は無だという人は昔からいましたよ。そういう人は苦しんで亡くなりましたね。科学や法は宗教の代わりにはならないのですよ。死んで無になるならどんな悪いことをしても平気だと言っていた人もいました」
あすか「本当のことは博士にも分からないんだね」
藤村博士「きみはこういうことは信じない人だと思ってました」
あすか「半信半疑だよ。信じたいけど信じられない」
藤村博士「そういう迷いは、人に言わないことですね。壺買わされますよ」
あすか「うん」
藤村博士「死の恐怖に付け込んで壺を売る商法がはびこるのは、需要があるからです。誰だって消え失せたくないですからね。この辺は科学では証明できませんが、出来たらいいと思います」
藤村博士「ぼくがこの研究をしているのも、自分に死が訪れるのが怖かったからです。もう死にたくても死ねない身体になりましたが、薬を改良して副作用をなくしたり合わない人にも合うようにしています。背の高い人にも効くものを今、考えています」
藤村博士「きみは今のままで完璧です。何の心配もいらないから壺買わないでくださいね」
あすか「…博士、壺を買わされたんだね」
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あすかっちの、小さな時からの悩みは、いったん封印されました。
でも、また小説を書けるようになるには、少しかかるでしょう。
心配事だらけですからね。
いつもフォロー、いいね、コメありがとうございます。
正直、何を書けばいいのか分かりません。
本日もお越しくださりありがとうございました。
また明日もお会いできるといいですね。









