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滝(左)「ちょっと、安西さん、なに私に断りなく彼氏なんて作ったのよ」
安西さん(右)「私のプライベートよ、ほっといて」
安西さん(右)「滝さんはこんなこと言う人じゃなかったわ。パラレルワールドから来た滝さんと入れ替わったって聞いた!」
滝(左)「はあ?わけわかんないんだけど!」
真夏(右)「ふたりともやめて。もうすぐ授業始まるよ」
滝(左)「無能な委員長の言うことなんて聞けるもんですか」
真夏(左)「病欠だって。こういう時あすかっちがいたら空気和むのに」
ノンコさんの声『あすかちゃん、学校へ行かないの?ここを開けなさい』
あすか「お母さんも足腰以外すっかり元気になっちゃったな。パラレルワールドから来た人だから性格全然違うし」
数時間後。
久美子「あれ、あすかっち学校行かなかったの?ノンコ叔母さんが心配してたわよ」
あすか「うん。学校には風邪ひいたって嘘の電話しておいた」
久美子「学校行きたくないの?誰かにいじめられた?」
あすか「なんか、だるいんだ」
久美子(右)「紅茶入れるわね」
久美子「学校でなんかあったの?」
あすか「ううん。吸血鬼の人たち。エリックやゴードンはほんの少ししか気を持っていかないんだけど、なかにはルール守らないでごっそり吸い取っていく人もいてさ。何人も来るから疲れちゃった」
久美子「分かった。アヴァロンのリンゴをすりおろしてくるわ。やっぱりこういうことが起きた」
久美子「もうすぐ藤村博士もノンコ叔母さんの往診に来るから、ついでに相談しましょ」
あすか「うん。お母さんも別人になっちゃったな」
あすか「晩御飯のおかずは冷蔵庫に入れてあるからね。お米切らしちゃったの。誰かにインスタントのご飯買ってきてもらわないと」
藤村博士「あすかちゃん、学校休んだそうですね。どこ具合悪いですか」
あすか「気を抜かれて疲れちゃった、一日ぼーっとしてたよ」
藤村博士「一応、不死人組合に入っていない吸血鬼にこの家に入る権利はないんですけどね。まずはアヴァロンのリンゴ食べてください」
藤村博士「ビタミンも不足してるかんじですね。リンゴ以外にビタミンの多い果物も摂ってください」
あすか「果物なんて高くて買えないよ」
藤村博士「こないだ出版した本売れてるでしょ」
あすか「この家買い取るのに使っちゃった」
あすか「4人でここで楽しく暮らそうねって決めたのに、了くんは職場からなかなか帰ってこないし、みんな結構バラバラ」
藤村博士「小説は書ける状態でしょうか」
あすか「短編ぽつぽつ書いてるけど、今日は難しい」
藤村博士「それは困りますね。一口だけのルールを守るように、あと、しょっちゅう来ないようにしてもらいましょう」
あすか「そんなことできるの?」
藤村博士「吸血鬼の女王に抗議します。エリックの仲間は女王に逆らえません」
あすか「吸血鬼が体育会系とは知らなかった」
久美子「えーっと、了くん。今日はお米がないので無洗米とサトウのごはん買ってきて、ってLINE、送信!」
久美子「あすかっち、ここに横になってて。アタシ、”気”とかタマシイとか、よく分からないのよ。科学では存在しないことになってるでしょ?でも現にあすかっちはくたくた。どういうことかしら」
藤村博士「ぼくは5万年以上生きてますし、宗教より科学を重視する人間でしたから、中世以降ヨーロッパには行っていません。ですが、今の科学では分からないことはたくさんあります。分からないものは存在していないという考え方には賛同しかねます」
藤村博士「じゃあ、お大事に」
真夏「ちょっとー、ふたりともやめなさい」
久美子「あれ?あすかっち?いつの間に」
あすか「すりおろしリンゴを食べて元気になったから、明日の食材買ってきたよ」
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あすかっちが寝ている間に、学校ではみっともない争いが繰り広げられていました。
アヴァロンのリンゴをすりおろしたものを食べて元気になったあすかっちは、明日の準備を始めていました。この日は了くんの買ってきたインスタントご飯をレンジでチンしましたが。
あすかっちの友人の仕立て屋バーバラさんが住んでる、
「メゾン・ド・フロール」。ロンサムさんがオーナーです。
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