今日はお刺身 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

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久美子「わあ、今日はお刺身!うれしー」

 

久美子「今日なにかいいことあったの?」

 

あすか「ツヨシくんのデビューコンサートのお祝いだから」

久美子「え?あいつ誰にも何も言わないで出かけたの?」

あすか「そうみたい。ま、前の世界線上で準備とかは慣れてるだろうけど…」

 

あすか「私も奴に厳しすぎたかな。聴きに行ってやりたかった」

 

久美子「ま、言わないで行ったってことは来るなってことよね」

 

あすか「ツヨシくん、今日はお疲れ様。お祝いのお刺身だよ」

ツヨシ「あすかっち、今日がぼくのデビューって知ってたの」

 

あすか「カレンダーに書き込みがあったからね。二度目のピアニストデビューおめでとう。どうだった?」

 

ツヨシ「ん…滑らかに弾けたよ。お客もスタンディングオベーションで拍手してくれたし」

あすか「そっか」

 

ツヨシ「薫ちゃんも来てくれた」

あすか「この遅い時間に来てくれたのか…罪な男よの、おぬし」

ツヨシ「…嬉しかったよ。ぼく浮気ばっかりしてたのに」

あすか「この世界線上ではまだ浮気してないだろ」

ツヨシ「あ、そうだった」

 

ツヨシ「実は、もう次のコンサート決まっちゃった。LINE CUBE SHIBUYAで弾くことになった」

あすか「すごいじゃん」

ツヨシ「うん。腕が落ちてなくてよかった。ぼくのベートーヴェンはまるで乗り移ったかのようだって言ってくれる人がいて…その人、この業界ではちょっと偉い人なんだ」

 

ツヨシ「その人とコネができたから、この先頼れそう」

 

あすか「うん、よかったな」

ツヨシ「キャリアも一から、貯金もゼロになっちゃったけど、ピアノに関してはコツコツやってくのは得意だから、なんとかなるよ」

 

了くん(左)「そうか、今日はツヨシのコンサートだったのか」

あすか(右)「あいつ結構しっかりしてるよ。私が同じ立場だったら、全部やり直しだなんて、立ち直れなかったと思う」

 

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パラレルワールドに飛ばされて地位も金も名誉もすべて失ったツヨシくん、彼は逆境に強かったのでした。

お刺身をおいしそうに平らげたツヨシくんに、笑顔が戻りました。

 

 

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