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安西(右)「私ね、楽しいこととか好きなこととか、何もないの。弟と妹の世話で小学校生活終わっちゃった」
あすか(左)「推しいないの?」
安西「推しはお金がかかる。私、しいていえば貯金が趣味なの」
安西「私の夢はね、将来、夫・義両親・両親の誰も一切介護しないことなの。だから誰かに何かあったら、すぐ介護施設に入れちゃうつもりだから、そのためにお金を今から貯めてるの。大学卒業したらすぐ高スペックの、価値観の会う男の人と結婚して、子どもは作らず、そこそこ適当に働いて定年迎える」
安西「私ね、叔母がいるのよ。30までバリキャリ目指しててかっこいい叔母だった。会社の成績もよくて表彰されてた。でも、後輩の、仕事の出来ない男子が役付きになって、理由は女の役付は前例がないからって。それで叔母は仕事やる気無くして、結婚して子ども産んでパートになっちゃった。今、どこもそんなのが普通みたい。多分100年経っても、この国は変わらない。でも、子どもの世話って大変だから、私は一生誰の世話もしたくないの。仕事もそこそこしかしない」
あすか「好きな本とか、漫画とか、ゲームとかはないの?」
安西「弟や妹はゲームを許されてたけど、私は勉強と家事ばかりさせられたから、何もないわ。緑陵入ったら人生ラクになるかと思ったら、あなたみたいなスーパーガールがいるんだもの、他にも勉強も運動もなんでも出来る人ばかりで、やる気なくなっちゃった。適当でいいわ」
安西(右)「あなたはお料理が趣味で、バスケが得意で、成績もよくていつもいろんなこと楽しそう。でも、私にとっては家事は拷問だったわ。スポーツも出来ない」
安西「だから私、一生、絶対誰の介護もしないことが人生の全てなの。介護施設のためのお金、全部出してみせるわ」
あすか「そういう生き方もあるね。ただ介護って突然やってくるものだよ。うちのお母さん、今、入院してるけど、お母さん家にいたときは、お風呂介助と薬の仕分けだけでもイライラした。入院してくれてやっとホッとしたよ。したくなくてもしなきゃならなくなる日はどこかで来るから、楽しみは持っていてもいいと思うな」
安西「あ、百ちゃん。高峰さんとこは犬なのね。普通、作家って猫じゃない?」
あすか「私は呼んだら来てくれて、言うこと聞いてくれるペットのほうがいいの。百鬼丸は気が利いて、私がソファで寝落ちしてると毛布掛けてくれるよ」
安西「まあ、そうなの」
あすか(左)「百ちゃんに最近構ってあげられなくて可哀想なんだ」
安西(右)「私は、飼うなら猫派ね」
あすか「猫のお金も惜しむのか……中学のうちから」
了くん(右)「あ、いらっしゃい」
安西(中央)「こんにちは」
了くん(右)「ここの世界線上の安西さんは普通に喋るんだね」
あすか(左)「うん。一生誰の介護もしないことが人生の目的なんだって」
了くん「なにそれ?」
あすか「私も驚いたけど……」
了くん(右)「子どもも要らなくて、趣味もないなら、なんで結婚するの?」
あすか(左)「病気にかかったときの付き添いとか、話し相手が欲しいみたい。楽しいことは何もないし好きなことも何もないから、親と将来の夫と自分の施設のためだけにお金貯めてるんだって。今から食べるものも凄く節約してるらしいよ」
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将来、介護施設に全員入れるためだけに生きている安西さん。
前のパラレルワールドでは無口で何を考えているか分からない子でしたが、今度のパラレルワールドではかなり変わった目的を持って生きているようです。
叔母が出世を諦め、弟と妹の世話が大変だったから、将来、キャリアで働きたくないし誰の介護もしたくない。
でも、そのお金を作るために、人生のあらゆる楽しみと最低限の生活さえ犠牲にすることにしたのです。
安西さんは、中学生の今から終活をしているのです。
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