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あすか(左)「大丈夫?了くん」
了くん(右)「うん、落ちついた」
了くん(右)「あすかっち……今ので分かったけど、男が悪さするとき、理性で止められなかったというのはウソだ。悪さするときは理性が吹っ飛んでるわけじゃない。かなり冷静に頭で考えてしてる」
あすか(左)「え?」
了くん(右)「だから、何かあったら絶対男に同情するな」
あすか(左)「……分かった」
了くん(右)「おれ、今晩は自分の部屋で寝るよ」
あすか(左)「うん」
あすか「了くんほんとに睡眠欲と食欲しかないの?」
了くん「ない。ジルコニアはほとんどそういう気持ちにならなくなる。でも、不意に人間に戻ることもあるって今分かった」
了くん(右)「あと、全女性は否定するだろうけど、ミニスカートは危ない。ズボンだったけど痴漢に遭ったわよとか、地味な服だったけどおかしなことになったわよとかいうこともあるけど、やっぱりミニスカートからのぞく脚はリスク大きい」
あすか(左)「……そういうものだろうね。店に来たお客さんそういうのばっかだったよ」
了くん(右)「それやめて。夜職やったことあるって言うと男の理性のハードルはむちゃくちゃ低くなる。あと、相当価値低く見られる」
あすか(左)「うん」
了くん(右)「あすかっちはもっと自分を大事にして。自分が我慢すればいいとか思っちゃダメだ。自分の肩に全女性の心の健康がかかってると思ってくれ」
あすか(左)「……」
了くん(右)「男の欲望ってのは、女の子がチョコレートパフェを目の前にしたときよりコントロール出来ないから。夜中あすかっちが冷蔵庫荒らしして菓子パン見つけた時の気分を思い出して。その時、菓子パンが『イヤー、食べないで』なんて思ってるとは考えられないだろ?男も同じなんだ」
あすか「もういい。座ろう」
了くん「傷ついた?」
あすか「いや、正直に言ってくれてよかった」
あすか(左)「さっきはちょっと怖かった」
了くん(右)「おれはもっと怖かったよ」
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ちょっとスリリングな了くんでした。
ジルコニアの鋼の理性も、時折普通の人間に戻ることがあると言うことは分かりました。
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