嫉妬1 自分が一番!の奈緒ちゃん | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

登場人物覚え書き | 高峰明日香の明日はどっちだ!

聡美「奈緒、今日はメガネなんだね」

奈緒「ええ、今朝コンタクトが合わなくて」

聡美「メガネが似合ってかっこいいなあ、奈緒は」

奈緒「そうかしら」

 

――小学生の時から,私は完璧だった。勉強も、運動も,活動も。作文コンクール入賞の常連で、将来は作家になると思っていた。中学は国立を受験したけど、二次の抽選で落ちてしまった。でも,それでも私は特別だった。

 

――この夏、初めて全国模試の結果が貼り出された時、1位は私ではなく高峰明日香という同じクラスの女だと知った。勉強している様子の全くない女で今まで眼中になかったから、作品がアニメ化もされた中学生作家だと知ったときは目の前に暗闇が滑り落ちた。

 

――誰にも負けたくない、いつでも1番は私。彼女の作品はうらぶれた大人の世界を描いたものが多く、私の作風とは無縁でホッとした。でも、私の作品はどこの出版社の目にも留まらなかった。くやしかった。だから勉強だけは1番でいたかった。1位でいるために友達と遊んだこともなく、漫画もアニメも見たことはなくゲームもSNSもしたこともなかったのに。映画だけは観たか。

 

――あの女は料理が趣味だなんて言っていたから,勉強など出来ないのだろうと思っていた。普通に友達と遊びに出掛け、アニメや映画の話で盛り上がっていた。なのにどうして私より成績がいいの?授業中ノートも取らないじゃない。

 

――私にも弟がいる。私より両親に可愛がられている。アイツは,野球部におにぎりをさしいれしてくれたからとあの女を姐さんと呼んで慕っていた。あの女は私からなんでも奪っていく。許せない。だからあの女が家庭科部でいじめをしていたという噂を聞いたときはチャンスだと思った。あの女を追い落とそう。そして、あの女が行きたがっていた高校へ私が合格するんだ。そしたら、両親はきっと私を見てくれる。

 

――あの女の志望校は私の学力ではかなり無理があると教師に言われた。どこまで私を馬鹿にすれば気が済むのだろう,あの女は。あの女が炊事をしている時間、バイトしている時間、私は勉強しているのに。睡眠時間も削って勉強しているのにどうして1番になれないの?学校ではサバサバ系で通しているから、男子とも気軽に雑談出来る私。ガリ勉してるなんて言えない。あの女も男子と普通に話している。主にアニメの話だけど。次元低いじゃない。私みたいに高尚な話しないくせに,どうして成績がいいのよ。

 

聡美「奈緒は生徒会のお仕事もしているのに、スゴいよね」

――そう、私、内田奈緒に必要なのは賞賛と尊敬のまなざしだけ。それでいいのよ。

 

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奈緒ちゃんの偏差値はあすかっちの志望校に届かず、日比谷高校のこの話に乗っていけば、のちのち後悔することもなかったかもしれません。奈緒ちゃんは調子に乗りすぎて、ある事情で受験どころではなくなってしまいます。それはまた、のちのお話にて。

 

とうとう来年の4月26日の分まで書いてしまいました。このままだと遠からずGWに突入です。来年のカレンダーをチェックしないと。

 

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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