真夏「あすかっち、昨日クラスの裏サイトにトイレで着替えてた写真曝されてたけど大丈夫?写真撮った奴見つけてとっちめてやろうよ」
キワナ「キワナ、あの写真曝した奴ぜったい許せないね」
あすか「ハハハ、ありがと、もう全然気にしてないよ。バレちゃったから、もう堂々と更衣室使おうかと思ってる」
あすか「もちろん、みんなが気味悪くなければ、だけど」
真夏「気味悪いわけないでしょ。でも、わたし達には打ち明けてほしかったな、水くさいよ、あんな大きな傷があったなんて」
あすか「んー、見せて楽しいものでもないし。んで、今日はやたらと周囲がよそよそしいや」
ノンコ「内田さん、あなたの担任の先生、今日風邪でお休みね。受験のことなんだけど、ちょっといいかしら」
奈緒「はい」
ノンコ「あなたの今の成績だと、丁度いい高校は日比谷高校なの。3年生になっても今の成績を維持出来るなら、ここへの推薦を考えているわ」
奈緒「筑波大附属高は無理なんですか?」
ノンコ「あそこに行ける子は化け物並みのスペックでないと。日比谷高校も誰でも行けるわけじゃない進学校なのよ。考えてみて」
聡美「奈緒、スゴいなあ。日比谷高校なんて東大ガンガン入るとこでしょ。それで不満だなんて、私とは頭の出来が違うね」
奈緒「うちのクラスには高峰さんや二瓶さんがいるからね。負けたくなかったのよ」
聡美「あの2人がいなければ、女子では奈緒がトップだもんね。もちろん推薦で行きたいんでしょ?」
奈緒「私は筑波大附属高に行きたいわ。何とか成績伸ばしてあそこの推薦を取りたい」
奈緒「聡美、私、内申点のために生徒会長になりたいの。投票してくれる?」
聡美「もちろんだよ」
奈緒「あーあ、夏が恋しいわ。来年の夏になったら思いきり露出度の高いビキニ着て海に行きたーい!高峰さんはビキニになれないから残念ねー」
聡美「クスクス」
久美子「内田さんってほんっと酷いこと言うわね。やたらとあすかっちにからむわよね」
あすか「奈緒ちゃんって小学校からずっと無遅刻無欠席、成績も一番で、いつも注目の的で美人の誉れ高い子だったらしいよ。作文でもいつも賞を獲ってたって。奈緒ちゃんにしてみれば同じクラスに作家がいるんじゃ面白くないよね」
あすか「私、来年の夏は可愛い水着を着ようかな。悩んでるの馬鹿馬鹿しくなっちゃった」
編集部のナタリーさん「あすかっちー、あんたの『真夜中のターシャ』と『ガラスの愛と光』と『たとえ死の陰の谷を歩むとも』と『方舟のユダ』の新装版の見本が届いたわよ。どう?」
あすか「うん、とっても素敵!装丁いいね、誰だっけ?」
ナタリーさん「『モモノミヤ ヒサコ』ってさる高貴な血筋の装丁家さん。あんた紙の本が売れる作家だから、やりがいがあるって言ってたわよ。よかったね」
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あすかっちが以前、身体に負った大きな傷が奈緒ちゃんの知るところとなり、プールの時間トイレで着替えをしていたところを撮られて学校裏サイトで曝されてしまいました。
中学2年になるまで順調に生きてきた奈緒ちゃんにとっては、ずっと一生自分が一番でいたかったので、人生経験でも成績でも勝てないあすかっちが憎らしかったことでしょう。
奈緒ちゃんは奈緒ちゃんで、悩みがあるのですが……。
あすかっちは著書の新装版の見本を見るやいなや、落ち込んだ気分がすべて吹っ飛んでしまいました。
本の表紙を作ってくださったのはmomoさんです。momoさん、嬉しいです!ありがとうございます!私、自分で使えるプリンタ持ってないからあすかっちの著書作れないんでめっちゃ嬉しいです。
さらにあすかっちが仕事中の軽食も作ってくださいました。
ありがとうございます!
ブックカバー。影はカメラのが映り込んでしまいました。スミマセン。これ、このあと切り抜いて使います。ありがとうございます!
アクセサリー作家志望の松枝(まつがえ)くんにピアス。11月のデザインフェスタの記事はもうアップしてしまいましたので、1月以降物語に登場します。momoさん、沢山ありがとうございました!momoさんはブログ内でリカちゃんや愛猫たちを撮っておられます。ぜひブログ↓に行ってみてください!
ついでに。うちも登場人物が増えました。よろしければどうぞ↑












