久美子(左)「今日、部活じゃなかったの?」
あすか(右)「……だったよ。今日は部誌作りしてた」
久美子「そうなの」
あすか(右)「でも、ひどいんだよ。後輩がパソコンの電源消さないで帰ろうとしたから注意したら、『上から目線で傷ついた―、パワハラだー』って叫びだして。ありえないよ」
久美子(左)「『上から目線だ』って、甘やかされた人がよく使う魔法の言葉よね。これ出せばみんなその人に注意できなくなるわ」
あすか「私も電気つけっぱなしとかよくあるから人のことは言えないけど、その子ゴミもテーブルに置きっぱなしで、イスも立ち上がったままで、全体的にだらしないんだよ。小学生のうちに身につけておくべきコトが出来てない。パワハラ以前の問題だよ」
久美子(左)「ハラスメントって、何を以てそう呼ぶかよく分からないわよね。何でもハラスメントだって言う人もいるし、気にしない人はそのまま。言われ損よねー」
あすか(右)「社会に出て通用しないよって言っただけなのに」
久美子「んー、そんなことで傷ついてたらそれこそ通用しない」
ツヨシ(奥)「なに、なに?ハラスメント?これでぼくがセクハラって言われて困る理由分かったでしょ」
あすか(右)「お前は正真正銘のセクハラ小僧じゃないか」
久美子(左)「高校入試の面接では案外、しっぽ出さないかもね、そういうヤツ。憎らしい」
あすか(右)「見逃すとつけあがるし、叱ると騒ぐし。今日の子は扱いにくかったな。パワハラだって言われたら部長の首が飛んじゃう」
久美子(左)「その子、面白い小説書くの?」
あすか(右)「……パソコンがないと、ひらがなしか書けないよ。校正が大変」
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文芸部の後輩に手を焼いたあすかっちでした。
何でもかんでもハラスメントと言われるとドキッとしますね。被害に遭う不安はあっても、ある日突然ハラスメントしたって言われたりすると「どこが?」となります。そう、そんなつもりはないのです。知らずに言ったことだったり、或いは元気づけようとしたことさえハラスメントになってしまうことはあります。
そして、人にもよるのです。曖昧な基準で対人関係が悪くなったりするので、何も言えません。逆に嫌だなと思いつつ、ハラスメントという言葉がなく普通にスルーしてた昭和や平成の時代は、自分がハラスメントする側にされるなんて思ってもみませんでした。どう対応したら失礼でないのやら。






