妖精王が訪ねてくる | 高峰明日香の明日はどっちだ!

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お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

妖精王夫妻やってくる。

あすか「あ、この前の妖精のカップル……あの後、イトーヨーカドーに行けました?」

王妃「行けたわよ、ありがとう。喉渇いちゃった」

 

あすか「お水持って来ますね」

 

あすか(右)「はい。妖精って普段なにしてるんですか」

王妃(左)「ありがとう。最近石神井公園に越してきたんだけど、昨日はTVで録画した『魔女の宅急便』観てたわ」

 

王妃(左)「この街が気に入ってて、再開発されるのが残念だわ」

あすか(手前)「んー、100メートルのタワマンが建つそうですよ。ちょっと商店街は減るかも……」

 

了くん(右)「あれ、お客さん?」

あすか(右手前)「妖精の人」

 

了くん「陽性って……陰性になるまで来てもらっちゃ困るよ」

あすか「その陽性じゃないって、日本で言う妖怪だよ。この人達は多分、アイルランドとかスコットランドとかそっち系の服装だから、そこから来た妖精の人」

 

了くん「妖精と何を話したらいいんだよ」

あすか「普通でいいんだ。『魔女宅』見てるぐらいだから」

 

了くん「あー、この街へようこそ。泊まる宿見つかりました?」

王「石神井公園の中に泊まるよ、緑豊かなところだ」

 

久美子「お客さん?演劇関係?」

あすか「妖精」

 

久美子「初めまして、久美子といいます。『夏の夜の夢』の舞台を見てから妖精って会ってみたかったんで光栄です」

あすか「久美子ちゃん動じないね」

 

王「実は石神井公園の中で、仲間と一緒に『夏の夜の夢』ごっこをしたのだよ。刺激的だった。また夏至の日にやろうと思う」

 

久美子「それは素敵ですね。惚れ薬を使って奥様をロバのかぶり物をした人に惚れさせたり、結構きわどいことしてますよね、あの物語」

王「ごっこの時は惚れ薬は使わないよ」

久美子「じゃあ、ほぼ演劇ですね」

 

あすか「……この人達、うちに何しに来たんだろう?私に小説のネタをくれるためじゃないよね……」

 

了くん「話について行けない……」

 

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妖精の夫婦が来るようになってしまったあすかっちの部屋。

一般的に妖精にダンスに誘われたり、どこかに招かれても行ってはいけないと言われています。妖精に悪意がなくとも、戻ってこられないことがあるそうです。

内心信じているかどうか分からないけど、取りあえず話を振っている久美子ちゃんと、アウェイになっちゃった了くん。この妖精の夫婦は何をしに来たのでしょう?