久美子「御朱印帳?」
あすか「そう、マクレーンから」
ツヨシ「随分大きい御朱印帳だね」
あすか「マクレーンの特製だからね」
了くん(左)「この御朱印帳って何するもんなの?」
あすか(右)「神社仏閣へ参拝や奉納をした証明書になるんだよ。印章と参拝日、神社仏閣の名称、祀られている神様・仏様の名前などをこの冊子に筆で書いてもらうんだ。ここんとこ各地の神社仏閣で流行してるよ」
久美子「神社もお寺もこの一冊にごちゃまぜに押してもらうの?」
あすか「神社用とお寺用と分けるのがいいとされてるけど、別に一緒くたでも構わないんだよ。各神社仏閣ごとに御朱印の種類が違うのが、御朱印帳のコレクター魂をくすぐるところだね」
ツヨシ(右)「スタンプラリーみたいだなぁ」
あすか(左)「いや、それがちょっと違うんだな。参拝が目的で、御朱印はそのあとだし、タダじゃないんだよ。『お気持ち』として300~500円を納める。お札を出してもお釣りは来ないよ」
ツヨシ「ええ~っ」
久美子「御朱印を集めるの大変そうね」
あすか「最近、オークションに御朱印帳が出回ってるんだけど、盗難されたものである可能性もあるんだ。建前は参拝が大事だから御朱印帳をオークションに出すのは邪道と見なされてるけど、やっぱり参拝が面倒でも、珍しい御朱印を手もとに置きたいって人は多いからね。神社仏閣はそこまで対策できていないから、自衛するしかないね」
あすか「ただし御朱印を受け付けてないところもあるから事前に確認してね。ではレッツゴー!」
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コロナ禍あたりから御朱印帳に御朱印をコレクションとして集める人が増えてきたようですね。特に信仰がなくても神社仏閣とのつながりを楽しみたい人のためにあります。かつては天草の﨑津教会というキリスト教の教会でも御朱印を行っていましたが、現在ではないそうです。
あすかっち達は特にどこの檀家とかそういうことは明確にしてはおりませんが、普通に七五三をお祝いして、クリスマスパーティーに出掛け、除夜の鐘を聞いてお正月を迎えて、節分に豆を巻き、ひな祭りをし、イースターには卵に彩色して、花祭りの日に甘茶をいただく普通の人達です。御朱印帳集めをするのもまた、普通の趣味なのでしょう。
なお、以前の御朱印帳は和綴じのものもありましたが、最近では蛇腹のものが主流です。