久美子(右)「どうしたのツヨシくん、青い顔して」
ツヨシ(中央右)「ん……ちょっとビックリすることがあって」
あすか(中央左)「なんかやらかして怒られた?」
了くん(左)「一緒に謝りに行ってやってもいいぜ」
ツヨシ「実は、国民的アニメ映画監督の新作の音楽で、ピアノをソリストとして担当することになったんだ。嬉しいけど、ちょっと自信なくて」
あすか「おお~、バンザ~イ」
久美子「喜ぶべきコトでしょうに」
了くん「ツヨシ、やったじゃねーか」
あすか「よかったよね。今、国民的アニメ映画監督から迎えられるってすごいよね」
久美子「すごいわよね。これは自慢していいわよね」
ツヨシ「小さい頃から監督のアニメ当たり前に見てきたから、ちょっと信じられないんだよ」
あすか(右)「何言ってるんだよ、きみはいつも自信持って演奏してきたじゃないか。今度もきっとうまくいくよ」
ツヨシ(左)「そ、そうかな」
あすか(右)「クッキー焼いてやるよ」
ツヨシ(左)「あっ、あすかっち、その、クッキーより……」
ツヨシ(左)「クッキーより大福がいいんだ。ぼくも了くんも大福が好きなんだよ」
あすか(右)「そうか、いいよ。白玉粉あったかな……」
ツヨシ(左)「あすかっちがお願い聞いてくれるって!信じられない、いつも面倒くさいって言うのに」
久美子(右)「頑張ってる人は報われるのよ、ツヨシくん」
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今、国民的アニメ映画監督と言えば、あのお方しか思い浮かばないでしょうけど。
あなたの勘は確かです。
家族ぐるみの付き合いをしているおうちの5歳児に自作の歌を歌わせて、それを自分の作品の中に使っちゃうような監督です。
ツヨシくんのピアノは監督の心を動かす演奏だったのです。
ツヨシくんのもとのドールについて語ったことがなかったですね。ツヨシくんは、リカちゃん人形のボーイフレンドドールです。「たくみくん」といいます。リカちゃんの親友の、いづみちゃんのボーイフレンドです。かなり昔に、いづみちゃんとゴージャスな格好をしてペアで店に並んでいました。ツヨシくんになったのはキャッスルのたくみくんです。パソコンなどITに強い設定だったと思います。
うちに来たら、なんとなくピアノを弾くキャラになりました。最初からピアノが上手かったわけではないけれど、非常に音感に優れていて上達したということにしました。
ボディはオビツ26を使っています。服を脱がせることはないので、メンズボディを探す必要もないです。
普段ゲスなのは、イケメンで残念なキャラを作ってみたかったからです。うちはみんなどこかが残念なんですが……。