もしも……がない場合 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のロー・ファンタジーお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
読む前にプロフィール欄に目を通してください。
私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

あすか「♪」

 

了くん「住んでみたい県?いや、ここでいいけど。特に移住したいところなんてないよ」

 

久美子(右)「人気は群馬県らしいわね。自然災害がなくて、物価が安くて広い庭付き一戸建てがすぐ手に入るって」

ツヨシ(左)「ぼく、神奈川県に住んでみたい。横浜がいいな」

あすか(右奥)「北海道も人気だよ。北の大地のロマン」

 

久美子(右)「長野もいいらしいわね。のんびり暮らせそうだって」

あすか(左)「まずは地震と津波がないところがいいよね」

 

あすか「でも、京都も憧れるなー。古民家を買い取って改築してみたいな」

 

了くん(左奥)「でも、しばらくはここを離れるつもりはないんだろ?」

あすか(右奥)「今はない。結局はこの東京がなんでも手に入るんだけど、荷物どこか保管できそうなところはないかと思って」

 

ツヨシ(左)「いやー、そういうのは特に要らないよ。群馬県だって今のところは何も災害がないけど、今後は分からないよね」

 

久美子「富士山が噴火したら、ここも神奈川も分からないわよ」

あすか「少し北で、地盤がしっかりしているところはいいよね」

 

了くん「何かあったら恐いのはどこも一緒じゃない?東京ならどこの区でもいいよ」

 

久美子(右)「そういう返事が返ってくるような気がしたのよね。夢がないんだから」

あすか(左)「もしも、だよねー」

 

了くん「普通に考えて、憧れるよその県とか考えられないよ」

久美子「アンタもホントつまんないわね、まともに受け取るんだから」

 

===============

 

「憧れの県」「住んでみたい街」色々ありますが、了くんは現実の東京都に満足しています。あすかっちと久美子ちゃんもそれは同じですが、どこか他所に住むとしたら……という話をしたまでです。了くんに「と、したら……」がないのはこれをコミュニケーション手段の一つと考えられないからです。かれはどこまでも現実的なのです。