ツヨシ「あすかっちって、どうしてバラエティ見ないの?」
あすか「ん~、そういえばよく知らない。面白いと思ったことないな」
あすか「久美子ちゃん、バラエティで面白いのってある?」
久美子「アタシ、地上波あんまり見ない」
ツヨシ「ふたりとも見ないのか。ガッコで面白くないヤツとか、笑いが分からないヤツとか言われたことないの?」
あすか「今まで特にそういうことはないな、ツヨシくんはバラエティ好きなの?」
ツヨシ「うん、ぼく、テレビでバラエティを見たいんだよ、自分の部屋にテレビ欲しい」
久美子「スマホで配信サービスのバラエティ見たら?最近は番組作る側はその再生回数ばかり気にしているそうよ」
ツヨシ「ぼく、キッズスマホしか持っていないんだ。これ、学校のお知らせのアプリもインストールできないし、動画も観られない。普通のスマホが欲しい。テレビが無理ならスマホ買って」
あすか「無茶言うなよ~。私の一存でそんなの」
あすか「バラエティ見たさに要らないだろう、テレビもスマホも。ここで見ればいいよ」
ツヨシ「ここはみんなのたまり場じゃん、自分の部屋でゆっくり観たい。バラエティの雰囲気が好きなんだよ。テレビやスマホがダメならタブレットがいい」
ツヨシ「あ、了くん。了くんタブレット持ってるじゃん。了くん持っててぼくが持ってないって不公平だよ、買ってよ」
久美子「ワガママね~」
あすか「困ったちゃんだね。手を変え品を変えねだってくるんだから」
了くん「たまには本体ぐらい自分で買えよ、ツヨシ。おれは毎月の支払いも自分でやってるぜ」
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欲しい欲しいを言ってばかりのツヨシくんですが、実はツヨシくんはテレビ、スマホ、タブレットを買うお金ぐらいは貯めています。もちろん、バラエティが見たいというのは方便です。だからみんなしらけているのです。










