魔術師マーリンの弟子にしてアーサー王の姉であるモーガン・ル・フェイ現る。
モーガン「あすかちゃん、ひさしぶりね。やっぱり不老不死の薬はアヴァロンの黄金の林檎が主成分だったのね。で、薬を作った藤村博士は生きていたのね?」
あすか「はい。ここの世界ではアインシュタイン先生と共同で総合診療科の医院開いてます」
ねぎっちょ「あそこの病院、繁盛してるわよねえ。アスガルドの老いた神々が藤村博士に会いたがってるわ」
あすか「どういうこと?」
ねぎっちょ「今から遠い遠い昔、あすかっちは永遠の若さを保つ黄金の林檎の番人としてアヴァロン島で暮らしてたことはもう知ってるんでしょ?アース神族という神々はその林檎で若い姿をしてた。アスガルドで、いつもその林檎を食べていたわ。ある日悪神がロキという男に命じてあすかっちと林檎を奪って隠し、神々は衰えたわね。老人になった神々の怒りに触れたロキはあすかっちを隠すため受精卵まであすかっちを還元してノンコ先生に受胎させた。奪い返した林檎で神々は若返った。めでたしめでたし」
あすか「え?おかーさんってそんな昔から生きてたの?」
ねぎっちょ「ロキは時空をとんだのよ。もちろんあすかっちみたいにひきずりっぱなしじゃなくて、ちゃんと元通りのアスガルドへ帰ったわ。でも、まもなくラグナロク(当時のハルマゲドンのようなもの)が起きて、殆どの神と人類、生きとし生けるものは死んでしまった」
モーガン(右)「あたしたちはアスガルドの者の生き残りを探しているの。もちろん永遠の若さを約束する黄金の林檎の管理人であるあなたも。まさかこんな身近にいるとはね。当時のあなたの名はイズンといったわ。愛称としてイズーナと呼ぶ人もいた」
ねぎっちょ(左)「あすかっちはいわば青春の女神だったわけ」
あすか「青春の女神?はっずかし~い、やめてくれよ」
ねぎっちょ「とにかく、すぐ一緒に来て老人達に林檎を配ってちょうだい」
あすか「すぐ?私、アヴァロン島の結界を破る鍵に当たるもの持ってないよ」
ねぎっちょ「あすかっち自身が鍵なの」
ねぎっちょ「大丈夫、記憶はなくなっていても身体が覚えてる。最後の一人である愛の女神フレイヤを探すのよ」
あすか「どうやって探そうか。名前変えて暮らしてるんでしょ」
あすか(右)「私、やっと新しい生活をスタートさせたばかりなんだよ。それなのにまた違う旅に出るの?」
モーガン(奥)「協力してくれればたぶん1時間で林檎を配り終わると思うけど、どう?フレイヤは慌てて探さないわよ」
モーガン「それに、卒業したらひっそり暮らすにはうってつけの島よ。家族全員で移住したくなると思うわ。一年中林檎の花が咲いてる、一年中果実が食べられる、不思議な島。さ、いらっしゃい、支度して」
あすか「似たようなこと言われて何度も騙されたよ」
あすか「だいたいそんな神話みたいな……」
ねぎっちょの声「あすかっちー、行くわよ」
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このデタラメ北欧神話とケルト神話を信用しないでくださいね。
北欧神話はいろんな作家が書いたので、もともとめちゃくちゃです。
正しくはロキはイズンを受精卵にまで還元したのではなく、木の実に変身させて持ち運びました。
他にも詳しい方が読んだら目をつり上げそうな部分もあるので、この話はこういうもんだと思ってくださいな。と、いっても通じない方には「デタラメです!」と宣言するしかないか。









