敵の偵察人が覗きに来る | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

男A「あれが『教会』のエージェントのひとりだ」

男B「可愛いっすねえ、まるでお人形だ。パーラーメイドかと思った」

男A「『教会』のエージェントで実戦に出てるのは女ではまだこの子だけだ。あとの女は『ボンド・ガール』と呼ばれてる」

男B「こんな子に銃握らせてるンすか?深夜アニメみたいッすね」

男A「女と思って油断するな。異常な力があって、中1の時の牧場見学の時、牛が暴れ出してな、この子が出ていって牛の背中に馬乗りになって口輪掴んで動けなくなったところを、手刀で牛の角をたたき折っておとなしくさせたそうだぜ。凄い怪力だ」

男B「マジッすか、梶原一騎とつのだじろうの昔のマンガみたいですねえ」

男A「これは修練を積んだ者なら可能だそうだ。だが中1の女の子にそんなことがあり得るとは……普通は考えられない」

 

男B「こっちの男の子もまた、美形ッスね。この子もエージェントっすか?」

男A「彼女の家の下宿人だ。エージェント候補生という情報がある。近所のアインシュタイン・クリニックという病院の老いぼれ開業医の養子だが、どういうわけだかこの病院、医者が今いないんだ。診療記録から何から何まで何者かに持ち去られたままだ。たまにヒョロッとした金髪の若い医師がいるが――、どうもうさんくさい」

 

レオン先生「周囲をうろうろしている奴がいる。電気消せ」

 

男A「あれが『教会』のエージェントのナンバーワンだ。今は本多レオンと名乗っている。あの女の子はこのレオンの弟子なんだ。ただ、本多レオンの標的になって生き延びられた者も、証拠を掴んだ者もいないから、本当にこの男なのかどうか分からない」

男B「ひゃー、おっかないっすね」

男A「腕力だけならさっきの女の子のほうが強いって話だ。もしかすると宇宙人という可能性も……」

 

男B「あ、照明落とされた。でもこっちも高性能な最新式暗視モードに出来るから問題なしっと。それにしても二人とも可愛いっすねえ、このレオンって男、性癖大丈夫ッスか?」

男A「そういうことはコチラには関係ない」

 

あすか「じゃ、冷蔵庫から持ってくるね。上手く冷えたかな♪」

レオン「ああ」

 

男A「このレオンというのも不思議な存在なんだ。カメアリは『間違いなく致命傷を負わせた』と言っていたが、あれからすぐ、こうやってピンピンして歩いてる。何かの間違いじゃないかと言ったが間違いなく本人だとも。後をつけたがすぐまかれた」

男B「へぇ~、なんなんすかね?」

 

男B「おー、レアチーズケーキだ。ガキの頃、お袋にデパートで買って食べさせてもらいましたよ」

男A「そうだ、オレたち以降の世代ではもうケーキは作ってもらうものではなく買ってもらう、だろ?おかしいと思わないか?」

男B「はあ。今どきレースのブラウスにフレアスカート穿いたお嬢様の趣味がお菓子を作ること……どこが変なんす?」

男A「そんな可愛らしい女、絶滅危惧種だろ!普段から周囲にイメージ操作してると思わないのか?」 

男B「ああ、なるほどねえ。出来すぎるって言いたいんですね。でも天は二物も三物も与えるって言うじゃないっすか?」

 

あすか「多分、アルフレッドのライスプディングより私のレアチーズケーキのほうが美味しいと思うよ」

レオン「お前、今日こんなの作ってたのか。イグ・ノーベル賞諦めてパティシエにでもなる気か?」

あすか「パティシエなんてめんどくさいの、やだ。家族のお祝いやお友達が来る時だけ作ってもてなせればそれでいい。それにイグ・ノーベル賞はメインメカニックのソージツ、つまりこの了くんのオリジナルが恋人作って抜けちゃったから事実上無理だよ」

了「コレ、あすかっちが作ったの?うまそー、あすかっち洋菓子得意だったよな」

レオン「こら了、先に食うな、いやしいぞ」

 

男B「いいなー、あんな女の子におれもお菓子作ってほしい」

 

男B「ん?」

 

男B「カーテン閉められちゃいました」

男A「ドジ野郎」

 

了の声「これうまいよあすかっち、文化祭がうちの学校にないのが残念だ(註※手作り菓子は保健所の許可がないと売れません)、パティシエ級だ」

レオン先生の声「へぇー、こんな凝ったもんまで作れたのか、お前、やること多いから睡眠時間かなり削ってるだろ、無理すんなよ」

あすかっちの声「まあね。レシピはネットで入手出来るから、そんなには苦労してないけど、おもてなし用に美味しくなるよう沢山練習したよ」

 

男B「ああっ、あいつらうらやましい!おれあんなカノジョ欲しいっす、絶対エージェントなんかじゃないっすよ」

男A「だからお前、さっそく騙されてるんだよ。照明消したけどオレたちが暗視カメラ持ってることとっくに気づかれてたんだ。だからわざと手作りケーキなんか用意して……見せびらかされていたのさ。敵はかなりあざといぞ」

 

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おかしいですね。照明落としたのにあすかっち、スタスタと冷蔵庫まで歩いて行って、チーズケーキを持ってスイスイと戻ってきています。

いくら夜目が利いたとしたとしても、不自然ですね。

これは壁にも照明がついているか、あるいはカメラに気づいて何かしたということになります。

なかなか尻尾を出さない「教会」という組織。高校受験の予定のある公立中学の子供は中2の終わりと共に引退。予定のない子供はそのまま続ける。不思議な闇組織です。また、依頼は時に人助けだったり犬猫の里親探しだったりして、汚れ仕事ばかりではないようです。なぜこのような組織が出来たのでしょうね。

 

明日は息抜き回です。

 

 

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