ウラン(右)「久美子ちゃん、キワナちゃんが今までのこと謝罪したいってさ。許してあげてくんない?」
キワナ(右奥)「キワナ、以前もあすかっちにひどいことしたね、久美子さんも怒らせてゴメンナサイ」
久美子(左)「どの面下げてきたのよ、この裏切り者!」
あすか(中央左)「く、久美子ちゃん」
ウラン(右)「アタイが隣の席にいるし、花凜ちゃんとも切れたし、なんにも不安なことないから。お願い」
久美子「不安要素だらけよ。花凜ちゃんが起こした騒ぎで、あんたはトンズラ、キワナちゃんは薬盛られてたとはいえ花凜ちゃんに従ったわよね?その事実は消せないの。冗談じゃないわ,うちに入れないわよ」
あすか「久美子ちゃん、どうしてそこまで……」
久美子「以前あすかっちがあたしのせいでフルール女学院やめることになったからよ。今度は私が身体張る番よ。アタシはいざって時に味方してくれない友達なんていらないからね。あんた甘すぎるのよ」
あすか「でも、志のぶちゃんは」
久美子「あの子は最初からあんたに好意的だったからいいの。ちゃんと見極めなさいよ」
ウラン「キワナちゃんは今度こそあすかっちの友達になるって言ってるよ。あすかっちも信用してるし、アタイも見張ってる。面倒ごとは起こさないから」
キワナ「今度こそ何があっても、キワナあすかっち協力するよ」
久美子「だったら絶対あすかっちの敵に回らないって約束して。守れないようなら法的手段に訴えるからね」
あすか「久美子ちゃん」
久美子「軽い気持ちで付き合うならまだしも、友達になりたいって言うなら敵と一緒に陰口言ったりいざという時隠れるんじゃないわよ!」
キワナ(左)「キワナ二度としないね、約束する」
ウラン(右)「あ……アタイも悪かった。お詫びする」
キワナちゃんとウランちゃん、帰る。
久美子「あすかっち、誰が敵で誰が味方か分かりにくい世の中なんだから、あんたの義理人情はもう通用しないわ。もっと自分大事にして」
あすか「……ありがと」
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この日から夏休みでした。
久美子ちゃん、以前とはもう別人です。
自分に自信がついた彼女は、いろんな面からものが見えるようになりました。キワナちゃんは自己中心的だったことを認め、またあすかっちを裏切ったことで久美子ちゃんにも謝罪することになりました。
あすかっちは花凜ちゃんのスクールカースト女王時代のことを知りません。三つ子の魂百まで、そう簡単に人は変わらないものです。
そういうことをよく知っている久美子ちゃんは、キワナちゃんもウランちゃんも信用しないのです。あすかっちとの口げんかは簡単に忘れても、こういった記憶は強いのでした。
明日はノンコさんのお話になります。
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