天国の北の果て(最重要回) | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のSFホームドラマお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
この物語はフィクションです。実在人物とは関係ありません。
私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

了(右)「あすかっち、なんの支度をしてるんだ、今日は学校は休んで熊撃ちに行こうって言ったろう」

あすか(左)「学校へ行くんだよ」

 

ノンコ「まあ、あすかちゃん、学校に行くのにどうしてそんなものがいるの?」

 

了「あすかっち!」

 

レオン先生「大丈夫だ、今、ココへまた面倒な奴が来るんでね。ノンコ先生は俺が守るから」

ノンコ「え?」

 

志のぶ(右)「お立ち台ですね、姫」

花凜「姫ねぇ、ちょっと気取ったバリケード作ってるのよぉ」

キワナ「バリケド、なに?姫」

花凜「ふふっ」

 

タケル「あ、ヒロム、このコウモリ野郎!あすかっちにつくって言ったろ!」

 

ヒロム「お前、いっつもぼくのこと下に見てるだろ。ずっと面白くなかったんだ。今、こっちにつけば新しい学級委員長の下で自由に過ごせるじゃないか。お前はそっちでハブにされてろ」

 

花凜(中央)「あらぁ?三軍のくせにピンク着てる子いるわぁ~。ピンクは姫だけの色よう。志のぶちゃん、お願いね」

志のぶ「はい、姫」

 

ツヨシ「何が起きるの?」

男A「面白いことさ、王子様」

 

一条「や、やめてください」

花凜「私服を着ていいのは二軍までと決まってるでしょ?あとはジャージだって。三軍のあなたはそのピンク着ちゃ、ダメなのよ」

 

一条「イヤーッ」

花凜「ふふふ、スクールカーストの頂点は愉快ね。もっと面白いことないかしら。リアリティ・ショーだわ」

 

花凜「ふふ、姫、こういうの着てみたかったのよ。恨まないでね、ピンクは姫だけの特権よ。姫はお洋服タダで調達した!姫はレベルが上がった!アハハハハハ」

 

男A「こいつはおもしれぇ」

一条「や、やめてください、先輩」

 

あすか「動くな、ゲス野郎ども」

タケル「あすかっち!」

あすか「悪い、待たせたな」

サムライ「どこぞやの熊撃ちに行くんじゃ」

あすか「気が変わった。おい、姫とやら、ずいぶん好き勝手するじゃないか」

 

花凜「このクラスは姫のものなの。だからどうしようと姫の勝手。不可触賎民の高峰には、裸踊りでもやってもらおうかしら。まったく胸がなかったわね、笑っちゃうわ。志のぶちゃん、どうしたの、笑いが引きつってるわよお」

志のぶ「あ、ほっといてください」

花凜「今、姫の父親違いのお兄ちゃんが、ノンコ先生の家に向かってるわ。高峰、平気なの?」

 

タケル「うっわ、それって」

サムライ「タケル、奥へ」

 

了「あすかっち、うちにまたカメアリが来た。病院から逃げ出したらしい」

あすか「なんでカメアリが?狙いはお母さんか」

了「レオン先生が返り討ちにした。ノンコ先生は無事だがレオン先生がケガした。今、アインシュタイン先生がファンタジーキャッスルで手当てしてる。カメアリはまた捕まったよ。だからもうあの女はほっとけ」

あすか「レオン先生を傷つけられて、ほっとけだと?ふざけるんじゃねえよ」

 

ヒロム「平気さ、高峰に撃てるわけないだろ、な、王子様」

 

バン!

 

あすか「了くん!なんてことを」

了「あすかっちを人殺しにするなってレオン先生からのお達しなんだ、イテテテ」

 

あすか「アインシュタイン先生のところへ行こう」

 

花凜「麗しい友情ってやつ?ばっかみたい。でも面白いわ。コレであすかっちもおしまいね、殺人未遂で逮捕されて高校なんか行けないわ」

 

志のぶ「あすかさん……」

 

スーザン先生「花凜さん、志のぶさん、机から下りなさい」

 

花凜「やあだぁ先生、姫って呼んで。姫は手に入れた者は決して手放さないわ。ここにいる志のぶちゃんだって。キワナちゃんだって。姫達は永遠に君臨するのよ」

 

スーザン先生「分かりました、引きずり下ろされたいのですね」

 

志のぶ「姫、すみません、私もう限界です」

花凜「志のぶちゃん、姫を裏切るの?ひどい」

 

了「あすかっち、アレは空砲だ、だから出血はしていない、大丈夫だ、一人で歩けるよ」

あすか「了くん、ごめんよ」

了「あすかっちのせいじゃないよ」

 

あすか「終わったな」

了「ああ」

 

花凜「志のぶ、あんたも三軍落ちよ」

志のぶ「好きにしてください、もうスクールカースト自体存続しません」

 

スーザン先生「花凜さん、自宅謹慎2週間は覚悟なさい」

花凜「まあ、2週間休めるなんて、ラクだわぁ」

 

ノンコ「レオン先生お元気になったのよ」

レオン先生「ああ、前よりずっと調子がいいんだ。まるで若返ったようだよ。体力も気力も満ち満ちた気分だ。ファンタジーキャッスルの医学は進んでるな、老後はあそこに住んでみたいものだ」

あすか「も、もしかして」

了「ああ。もしかすると?だよな」

 

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さて、あのカメアリくんは花凜ちゃんの年の離れたお兄ちゃんでした。異父兄だったのですね。実はつい最近まで、この二人はお互い異父兄妹同士だったことを知りませんでした。

兄妹揃ってとんだお騒がせでした。

でも、本当に恐ろしいことは、これから起きるのです。

 

ちなみに昨日7月8日はやたらネットが落ちる日で、大変苦労しました。保存出来ないと真っ青です。もっとスムーズに書きたいです。

<禁・無断複製転載>

 

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