スーザン先生の正体 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のSFホームドラマお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
読む前にプロフィール欄に目を通してください。
私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

ファンタジーキャッスルの村にあるあすかっちの部屋のコピーにて。

久美子「ミオ バッビーノ カーロ、ミ ピアチェ エ ベッロ ベッロ、ヴォアンダーレ イン ポルタ ロッサ、ア コンペラル ラネッロ、スィ スィ チ ヴォッリオ アンダーレ!エ セ ラマッスィ インダルノ アンドレイ スル ポンテ ヴェッキオ、マ ペル ブッタルミ イン アルノ!ミ ストルッゴ エ ミ トルメント!オ ディオ ヴォッレイ モリル!♪バッボ ピエタ ピエタ!バッボ ピエタ ピエタ!♪」

 

(拍手)

スーザン先生「まあ、なんて素晴らしい"私のお父さん"!こんな素敵なアリア初めてだわ。プッチーニお得意なのね」

 

スーザン先生(右)「これを国立音楽学校で勉強したのですね。そしてすでに15歳に達しており、このファンタジーキャッスルに住んでらっしゃるのね。じゃあ問題ありません、あなたにはもうファンタジーキャッスルと日本の二重国籍が認められます」

久美子「ありがとうございます」

 

スーザン先生「あすかさんはもうこちらでも小説を出版されてますね。問題ありません、二重国籍を認めます」

あすか「ありがとうございます」

 

スーザン先生「あすかさんはここファンタジーキャッスルの星読博士・ねぎっちょさんとお親しいそうですね。これはかなりの強みになりますよ。15歳の誕生日から、あなたは正式に国民となります。もちろん、今からでも好きなだけいらっしゃい」

 

了「あれ?スーザン先生?」

あすか「了くん、スーザン先生ってファンタジーキャッスルの入国管理局の審査員だったんだよ」

スーザン先生「了くんはアインシュタイン顧問の御養子で、熊撃ちの名人だそうですね。村でずいぶん活躍されたとか。熊はファンタジーキャッスルでは立派にモンスターです。冒険者ということで15歳になったらファンタジーキャッスルの国民として認めましょう。他にどなたかファンタジーキャッスルに入れたい方はいらっしゃる?」

了「ひとりいるけど、本人に何も話してない」

スーザン先生「分かりました。確認なさったらお知らせ下さい」

 

スーザン先生「それから、事の発端となったヒロムくんの、あなた方の体質に関する記憶を、公安が消しました。クラスメイトも同様です。ですから、安心して学校にお戻りなさい」

 

あすか(中央)「あーっ、その手があった!最初からねぎっちょに頼んでやってもらえばよかった!」

了(右)「この家の地下にも多分そういう道具いっぱいあると思うよ」

 

あすか「いったい何でこんなに悩む羽目になったのか、さっぱり分からん」

久美子「目は前しか見えないとは限らないのよね」

 

============================

 

もちろん、ファンタジーキャッスルのパスポートがなくても、自由に住むことも構いません。

年金が出るかどうかだけの違いです。

だから、もしファンタジーキャッスルに住むと、あすかっちたちの周囲は怪しい人だらけになりますね。

でも、面倒なお役所仕事もなく、のんびり暮らせるので、地球より安全かもしれません。

さて、了くんが連れて行きたい人とはいったい?

 

で、久美子ちゃんが歌った「私のお父さん」は、またもプッチーニの作曲したオペラ劇の中のヒロインのラウレッタの歌です。

 

「ジャンニ・スキッキ」のあらすじはこうです(面倒くさかったら飛ばして下さい)。

 

『ある資産家が亡くなり、「遺産は全て修道院へ」という遺言書が見つかりますが、親戚たちはなんとかそれを覆そうとします。

親戚たちは頭がいいと評判のジャンニ・スキッキという男に相談し、新しく偽物の遺言書を公証人に書かせます。結果、ジャンニ・スキッキがもっとも得をする屋敷とロバと粉ひき場を相続することになり、騙された親戚たちは憤慨しますがもはや遅し。「出ていけ、ココは私の家だ!」と、扉を閉めます。』終わり。

 

ん?ラウレッタの歌はどこに出てくるの?

と思うでしょう。

実はラウレッタはジャンニ・スキッキの娘で、資産家の甥のリヌッチョと恋人同士だったのです。でも資産家の妻は「持参金のない嫁は要らない」と認めてくれません。

ジャンニ・スキッキは腹を立てて帰ってくるのですが、愛娘ラウレッタがあの"私のお父さん"を歌い、リヌッチョと一緒になれなければふたりで川に身を投げると泣くのです。

そこでジャンニ・スキッキは娘のために一肌脱いだのです。

資産家の財産をめでたく手に入れたジャンニ・スキッキの娘ラウレッタはリヌッチョと結ばれることになり、ジャンニ・スキッキはこの舞台を観ているお客たちに向かって、「今宵、皆様に楽しんでいただけたなら、どうぞ私のことを赦して下さい」と語って、舞台は終わります。

 

これも15~6年前に観たDVDだったような気がするのですが、これ以上は覚えておりません。どっか間違ってたら「どうぞ私のことを赦して下さい(笑)」。

<禁・無断複製転載>

 

にほんブログ村 漫画ブログ オリジナル漫画へ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 コレクションブログ リカちゃんへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 コレクションブログ ジェニーちゃんへ
にほんブログ村