あすか(右)「了くん、内臓破裂、肋骨骨折、肺損傷、だいたい治ってよかったね。2週間かかったね。後でアインシュタイン先生のとこに行って確認しよう」
了(左)「うん」
百鬼丸「(了くんは弱いんですね。あすかちゃんなら3日で完治しますよ)」
ビーちゃん「(あすかちゃんがバケモノだワン。普通の人なら死んでるケガだワン。この了くんという子も充分バケモノだワン)」
了「お母さんはどうしてお父さんと一緒に暮らさないの?」
あすか「お父さんって誰?」
了「アインシュタイン先生だよ」
あすか「私はアインシュタイン先生の奥さんじゃないよ」
了「じゃあお母さんは、おれにお腹を貸しただけ?」
あすか「私、君を産んでないよ」
了「え?お母さんはオレのお母さんじゃないの?」
あすか「きみは2年前のソージツの髪の毛から作られたから、私と同じ14才だ。私たち同じ年だよ」
了「……」
あすか「そんな顔するな.君がこの世で初めて見たものが私の顔じゃお母さんだと思っても無理ないよ」
了「そうだったのか……」
了「お母さんの名前はなんていうの?」
あすか「あすか。だから、あすかっちと呼んでもらえると嬉しいけど」
了「……」
了「……そ、その……」
あすか「すぐ変えなくていいよ」
了「アインシュタイン先生のところに戻るまでは、お母さんでいい?」
あすか「いいよ」
百鬼丸「(ビーちゃん先輩、ぼく頭がおかしいのでしょうか)」
ビーちゃん「(おかしいのはあの二人だワン。君はどこも悪くないワン)」
あすか「完治宣言出たら、旨いラーメン屋に連れて行ってやるよ。あと、訓練は私に任せろ。レオン先生が師匠じゃまた同じケガをしてしまう。基礎からみっちりやろう」
了「うん」
久美子(右)「了くんって格好いいわね~。ソージツくんのクローンだとは思えないわ。了くんのこと教えて」
あすか(左)「本当のことを知ったら、久美子ちゃん卒倒すると思うけど」
============================
了くんは育成カプセルの中で生まれたのでした。
もちろんこれは、アインシュタイン先生の功績ではありません。
了くんは、ある目的があって何十年も前に計画されて、最近生まれたのです。計画者はアインシュタイン先生の友人で、とうにこの世にいません。
<禁・無断複製転載>









