あすかっち、もひとつデビュー | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

編集部のナタリーさん「実は、舵取先生が、高峰明日香と同じ号では書かないって言いだしてね」

あすか「へ?私なんか恨み買った?」

ナタリーさん「恨みと言うよりヤキモチね。あの先生の書くものって、いつか読者が卒業していくのよ。あの先生、売れりゃいいって人じゃないの。自分の本は本棚に置いておいて何度も読んでほしい。だけど読者から見たら、舵取先生のは「そこそこ有名だから」なのよね。とりあえず話題作だから読んどけみたいな。あんたヤキモチ妬く側から、妬かれる方になったのよ」

あすか「舵取先生あれだけ売れててヤキモチねえ……」

 

ナタリーさん「アンタの小説は読者から『卒業』されないからね。文体も独特だし、一度ハマると次も読みたくなるから、少しトシのいったヒトに受けがいい。新しい読者も入ってくるし、スタバVSタリーズみたいなもんかしらね。それで驚威感じたんじゃないかしらね」

あすか「でも、『惰性時代』の看板作家の舵取先生がいないと売れ行き落ちるんじゃない?」

ナタリーさん「それはまだアンタが心配してくれなくていいわ。看板作家は他にもいるから。そもそも舵取先生が書いてなくても雑誌は売れるの」

 

あすか「そうかなー?舵取先生の作品、映画化されたんでしょ」

ナタリーさん「最初はみんな見てくれるんだけど、あとは右肩下がりね」

あすか「私も自分の作品が映画になったらいいのになーって思うよ」

ナタリーさん「映像化不可能って言われてるし、ファンも中途半端な監督や役者じゃイヤだってうるさいのよね」

あすか「そっかー。喜んでいいんだか悲しむべきか」

 

ナタリーさん「で、コチラも色々考えたのよ。アンタの作品載ってなければ『惰性時代』買わない読者もそこそこいるからね」

 

ナタリーさん「アンタ自分の小説の挿絵は自分で描いてるでしょ。まあヘタウマだけど。漫画も描けるんじゃない?」

あすか「はあ?」

 

あすか「漫画描いたことないけど」

ナタリーさん「エッセイマンガでいいわよ。そんで『惰性時代』に舵取先生が書いてる時は別冊付録につけるの。冒険なき発展はないわ。アンタなら描けるわよ」

あすか「……自信ないけどやってみる」

 

そして。

ナタリーさん「喜べあすかっちー。別冊付録毎号つけてくれってファン現れたわ。ムリだから春の号と秋の号って形で決まり。漫画家デビューおめでとう。舵取先生は漫画読まない人だから気にしちゃいないわ。次もよろしくね~あといつも通りの『惰性時代』用のドロドロ短編忘れないでね」

あすか「ええええ~っ?」

 

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こうしてあすかっちはエッセイマンガ家デビューしました。

学校の休み時間に漫画を描くという生活になりました。

<禁・無断複製転載>

 

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